Go

MOTION CITY SOUNDTRACK "Go"

2012(SONY MUSIC JAPAN) ¥2,310(taxin)

メロディック・パンクを基軸にエモ、インディー・ロックといった要素を積極的に取り入れ、それらのシーンのファンからも注目を集めていたMotion City Soundtrack(以下、MCS)。もちろん、それはパワーポップ界隈からも同じだ。
普通のポップパンクのようなアップチューンのサウンドだけでなく、随所で効果的に鳴らされるシンセサイザーの音色はthat dog.やThe Rentalsを思わせるし、パワフルなカッコ良いバンドを目指しつつもどこかでオタクっぽいナードな凝り性を入れずにはいられないスタンス、そして日常の歓喜や哀愁、離別の切なさなどを歌うセンチメンタルな歌詞はWeezerをも思わせるのだ。

  前作にあたる4thアルバム『My Dinosaur Life』では、前々作の3rdアルバム『Even If It Kills Me』に比べると、メロディック・パンクによった怒りや哀しみといった貪欲な感情、そして日常のどこかしこにあるありふれた希望を歌うパワフルなアルバムで、歌詞やジャケットの隅々まで日本語を織り交ぜた、フロントマンのJustin Pierreの親日っぷりが炸裂したこともあり、ここ日本でも『Even If〜』の頃よりもさらに日本人ファンを獲得することに成功した

(続く)

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Sketchbook Advance

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SKETCHBOOK ADVANCE "My Advanced Generation"

2012(MELE) ¥1,500(taxin)

これは突き抜けた快作の誕生だ!!ファースト・デモCD『Young E.P.』で見せた<歌謡曲とTeenage Fanclubなどに代表される90年代米英ロックのあまりにも斬新な組み合わせ>がパワーポップ界でカルト的な人気を呼んだ大阪のSketchbook Advance。以来5年ぶりと、待ちに待たせたマイペースが届けてくれたのは正真正銘ピカピカの1stアルバム『My Advanced Generation』。
すでにベテランの域に達するバンド歴に反してバンドが本作でみせた初々しさと、清々しさはまるで80-90s生まれのメンバーが率いる新人バンドのよう。ただ、まるでGSバンドがごとく声でアイドル的立ち位置をキープするvoイチノセ、そこにギターポップの躍動感/パワーポップのコーラスワークを合わせて個性とする様には重ねたキャリアと意地が見てとれる。

全編にあふれるビートルズやモンキーズ〜日本のGSバンドが持つ華やかさは彼らの特徴としてもM-1、2の濃ゆいまでのキラキラ感やM-3のDinosaur Jr,やカレッジ・ロックばりの疾走ギターノイズなど見え隠れする洋楽コンプレックス偏差値はよほどのもの。曲名にある「Everything Flows Again」「Rocketship」など同性代へのアピールも忘れないところがしたたかだ。いや、したたかというよりはやっぱり捨てられない大切なこだわりなのかもしれない。TateFujiやMayflowersあたりとの共演も見てみたい。

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BUDOKAN

BUDOKAN "Spin a Little Gold"

2012(NORTHER ELECTRIC)

あのCheap Trickを一躍有名にした彼らの出世作『At Budokan』からバンド名を付けたというカナダのパワーポップバンド、その名も“BUDOKAN”! あまりにもそのまんまの名前に、音を聴く前におふざけバンドと敬遠してしまう人もいるかもしれないが、Cheap Trick直系の最高のジャングリー・パワーポップを鳴らしてくれる連中なのである!
それもそのはず、彼らはあの名パワーポップバンド、BUMのAndrew Molloyを中心にSmugglersやPinguなどの実力派バンドのメンバーが集まって結成されたバンドなのである。豊富なキャリアに裏打ちされた王道パワーポップが、最高に痛快だ! 
今年2012年にリリースされた待望のデビューアルバム『Spin a Little Gold』には、シャープなリズムにジャングリーなギター、甘酸っぱいメロディを奏でるビタースウィートなヴォーカルなど、Cheap Trickはもちろん、TheKnack、Plimsouls、Off Broadway USA、Redd Kross、Sloan…などを彷彿させる、弾けるパワーポップがぎっしりと詰まった充実作に仕上がっている!
生のステージも体感したい要注目の強力バンド、それがBUDOKANだ! 
BUDOKANの“At Budokan”実現に、大いに夢を馳せたい!<Jun@The Hand Claps>

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An American Underdog

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AN AMERICAN UNDERDOG "Always On The Run"

2011(POP FACTORY) ¥1,260(taxin)

ルックスこそ、ずんぐりむっくりとした髭もじゃのちょっぴり冴えない青年(失礼!(笑))だが、彼の紡ぐメロディは実に美しく、最高にクールなポップソングを奏でてくれる…。
彼の名は、Andy Reed。ニュージャージー出身のマルチなパワーポッパーで、2008年にリリースされた1stアルバム『Fast Forward』は、心和む素敵なポップソングが詰まった傑作だ。
…そんなAndyから新しい音の便りが届いた! それも、Andyが新たに始めたソロプロジェクト、An American Underdog名義での1stアルバム『Always On the Run』としてのリリースだ!
このアルバム、更に多彩になったAndyの魅力全開の瑞々しいポップソングが詰まった一枚に仕上がっており、聴いていると幸せな気分になってきて自然と温かい気持ちになり、元気と勇気が湧いてくる!
Jellyfish~Linus of Hollywood~Fountains Of Wayne~bleu~Mike Viola~Jim Boggia…などが好きなポップファンにはマストな、実に素敵な一枚だ!
An American Underdogが奏でるハートウォーミングなポップソングは、街の風景を写し出し、実に心に沁みる。(Jun@The Hand Claps)

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胸さわぎポケット

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HELLO! "胸さわぎポケット”

2012(hello!) ¥2,000(taxin) POWERPOP of the month

ここまでの完成度を見せつけられて正直びっくりしている。嫉妬さえしている。
自分もディレクターやプロデューサーとして、様々なアプローチでパワーポップやサンシャイン・ポップ的な音楽に携わってきたので、これくらい転調を繰り返しながらそれが難解に聴こえないという作曲術の熟練度、そのメロディにスムーズな日本語詞を乗っけることが出来るテクニック、が並大抵のセンスじゃないのはよーくわかる。そして見事な楽器配置のアレンジとミックス、何よりもコーラスの多彩さと適確さ美しさ。

はあー(溜息)。

このアルバムはこれから日本でポップスを作ろうとする人にとって、ひとつのメルクマールとなるね。まずはこれ聴いとかなきゃ始まらない。2012年は、米国ではビルボードHOT100でFun.の「We Are Young」がトップに輝いた年、日本ではhello!の『胸さわぎポケット』が発売された年として、ポップス好きは永遠に記憶することになるんだろう。

<竹内 修 wilsonic (音楽プロデューサー、ディレクター)>

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Genleman Jesse

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GENTLEMAN JESSE AND HIS MEN "Leaving Atlanta"

2012(DOUCHEMASTER) ¥1,554(taxin)

あのコステロの名盤『This Year's Model』のアップデイト版とも言えるアルバムジャケットが印象的だった、ジョージア州アトランタ出身、70's Punkstyle Band、CarbonasのギタリストJesse SmithとドラマーDaveが中心となり結成されたニュー・パワーポップバンド、Gentleman Jesse and His Menの2008年リリースのセイムタイトルのデビューアルバムから4年! 遂に待望の新作『Leaving Atlanta』が登場した!
アルバムタイトルやジャケットのイメージからも伺われるように、従来からのブリティッシュビート風味のパワーポップに、彼らの出身地アトランタに根付くアメリカン・ルーツロックの旨味を加えたサウンドは、さらに多彩な表情を見せている。

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AAR

THE ALL-AMERICAN REJECTS "Kids In The Street"

2012(UNIVERSAL) ¥2,548(taxin)

新たにベーシストを加え、Tyson Ritterがヴォーカリストとして再始動したThe All-American Rejects(オール・アメリカン・リジェクツ)待望の4thアルバム。プロデューサーにGreg Wells(Adele, Katy Perry)を起用したあたり、メンバーチェンジへと踏み切った意図も感じさせる。すでに彼らはFall Out Boyのようにパンクキッズが愛するバンドではない。だがTysonがこのアルバムで表現したかったのはまさに彼らがそんな音を鳴らしていた「そのへんのストリートでたむろしていた若い頃のどうしようもない記憶、燃え尽きるように駆け抜けた日々」だという。「Swing, Swing」から「Move Along」そしてビッグヒットとなった「Gives You Hell」に続くべく送り込まれたシングル「Someday's Gone」「Beekeeper's Daughter」セクシーな「Fast and Slow」情熱的なバラード「Heartbeat Slowing Down」、そして80'sにヒットチャートを席巻したエレクトロポップの影響を全面に、得意のループ・シンセで描くタイトルトラック「Kids In The Street」のノスタルジックな世界。もう「Dirty Little Secret」も「I Wanna」も期待しちゃいけない。すでに”キッズ”達は別のロック人生へと舵を取っている。

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MINKY STARSHINE

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MINKY STARSHINE "Womanity"

2012(75ORLESS/LOVESTRUCK) ¥1,585(taxin)

ボストン出身の知る人ぞ知るポップ職人、Minky Starshine。
プロデューサーにはDuran Duranなどを手掛けたAnthony Restaを、エンジニアにはRihannaやLady Gagaなどを手掛けた名手Chris Gehringerを迎えて制作された2012年リリースの3rdアルバム『Womanity』には、Minkyの持ち味であるキャッチーでキッチュなパワーポップが更にカラフルに様々な表情を見せており、バブルガムな幸福感に浸れる、実に素敵なアルバムに仕上がっている! また今作から新参加したドラマーのJohn Sands (Aimee Mann、Liz Phair etc)やTracy Bonham (vocals&violin)らの好演も光る!
2008年リリースの前作『Unidentified Hit Record』では、プロデュースをThe PosiesのKen Stringfellow(本作にもゲストとして参加)が、ミックスをex-JellyfishのChris Manningが手掛けていたりと、彼は人脈的にも'90sパワーポップの系譜を受け継ぐ存在であり、1曲ごとに違った色合いを見せる卓越したポップセンスに彩られた曲たちは、聴けば聴くほど味わいが増してくる! 

The Beatles~The Zombies~Badfinger~10cc~Big Star~ELO~Jellyfish~The Posies~Jon Brion~Justin Kline…などが好きなポップファンにはぜひ聴いてもらいたい、隠れたポップ職人による隠れた会心作だ!(Jun@The Hand Claps)

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MINKY STARSHINE

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MINKY STARSHINE "Unidentified Hit Record"

2009(75ORLESS/LOVESTRUCK) ¥1,500(taxin)

ボストン出身の知る人ぞ知るポップ職人、Minky Starshine。
2ndアルバムとなる2008年リリースの『Unidentified Hit Record』は、パワーポップファンにはマストな一枚になること間違いなし!
それというのも、プロデュースにThe PosiesのKen Stringfellowが、ミックスをex JellyfishのChris Manningが手掛けており、また、ドラマーとしてThe Posiesの傑作『Frosting On The Beater』(1993)などでのパワフルなドラミングが印象的だったMike Musburgerが参加! 他にもMike Levesque (Candy Butchers)、 Rich Fisher (Long Winters)、Jeff Calder (Aimee Mann)、 Chris Cugini&Paul Myers (Blizzard of 78)など、パワーポップファンにはたまらない多彩なゲストを迎えて、Minky持ち前のキャッチーでキュートなポップセンスに華を添えている。
さしずめ“Posies Meets Jellyfish”な仕上がりの本作!
The Beatles~Badfinger~Big Star~ELO~Jellyfish~The Posies~Jon Brion~FOW~Justin Kline…などが好きなポップファンにはぜひ聴いてもらいたい、'90s~'00sへの懸け橋となる、Minky Starshineのピュアなパワーポップに乾杯!(Jun@The Hand Claps)

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MINKY STARSHINE

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MINKY STARSHINE & THE NEW CARDINALS "Hooray For LA"

2006(75ORLESS/LOVESTRUCK) ¥1,415(taxin)

ボストン出身の知る人ぞ知るポップ職人、Minky Starshine。
Minky Starshine & The New Cardinals名義でリリースされた2006年リリースの1stアルバム『Hooray for LA』は、'70s-'00sのパワーポップのミッシングリンクを埋めるのみならず、未来への架け橋となる素晴らしいアルバムだ!
プロデューサー&エンジニアとしてThe PosiesのKen Stringfellowが迎えられており、Kenならではの陰影のあるフィーリングがサウンドに彩りを加えており、Minky (vocals and guitar)のビターな味わい深いヴォーカル以下、Ken Stringfellow(The Posies)、Mike Levesque (Candy Butchers)、 Jeff Calder (Aimee Mann), Chris Cugini(Anastasia Screamed、 Blizzard of 78)、 Paul Myers (Blizzard of 78)、Phil Aiken (Buffalo Tom)、Sean McLaughlin (Elliot Smith)など、パワーポップファンにはたまらない多彩なミュージシャンを迎えて、Minky持ち前のキャッチーでキュートなポップセンスに華を添えている。
The Beatles~Badfinger~Big Star~Cheap Trick~The Posies~The Grays~FOW…などが好きなパワーポップファンにはぜひ聴いてもらいたい、Minky Starshineの瑞々しくも熟成されたパワーポップは最高にクールだ!(Jun@The Hand Claps)

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Kurt Baker

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KURT BAKER "Rockin' For A Living"

2011(OGLIO) ¥1,470(taxin) POWERPOP of the month

もしElvis Costelloが永遠に歳を取らなかったら彼のようになっている・・・かも?!。2011年パワーポップ界のど真ん中に殴り込んで老いにも若きにも受けてしまったポートランドのアフロ君Kurt Baker、最新ソロ『Rockin' For A Living』。識者によるベストアルバム2011では軒並みTOP5を獲得。前身バンド、The Leftoversの勢いをブリティッシュポップマナーで生かしつつ(ちょっとアフロも抑えめになった?笑)、ただひたすらに極上のパワーポップ全開!The WellingtonsのZacにも負けないコステロ魂、Kurtからはハンドクラップ、ハーモニーなどそこかしこから60s-現在に至るまでのパワーポップへのこだわりを超えた愛が感じられる!もちろん70s Punk〜NEW WAVEからの影響も少なくないし、近年ここまでジャンルレスでボーダーレスな魅力を感じさせるパワーポッパーがいなかったのは確か!イタリアではRadio Daysと共演、自身のソロバンドにはSecond SaturydayのWyatt Funderburkも在籍。アイコンとなりポップ包囲網を僕らにじわじわ仕掛けるKurt Baker!so Let's get started!!

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BRIAN SCARY

BRYAN SCARY "Daffy's Elixir"

2012(PAPER GARDEN) ¥1,500(taxin)

後期Beatles、E.L.O、Queen、XTC、Jellyfishなどがしばしば引き合いに出される万華鏡ポップにグラムロックやプログレ(!!)のテイストもプラスした、まさに“おもちゃ箱をひっくり返したようにカラフルで多彩”なサウンド、予測不能かつ変幻自在な曲展開、ファンタジーと狂気が交錯するシアトリカルな仕掛け……。ブルックリンの奇才・Bryan Scaryの魅力にひとたびハマったら、二度と抜け出せなくなること間違いなし!
ドラム以外の全楽器+プロデュースを一人でこなしたデビューアルバム「The Shredding Tears(2006年)」、彼のライブバンドThe Shredding Tearsと共に制作した2ndアルバム「Flight of the Knife(2008年)」、EP「Mad Valentines(2009年)」に続く、3作目のフルアルバム「Daffy's Elixir」は西部開拓時代がテーマ。どの曲も、その情景(映像)を鮮やかに呼び起こすサウンドで、“このまんまロックミュージカルとして舞台化or映画化できちゃうのでは?”と、思わず妄想がふくらみます。いやぁ、コンセプトアルバムはこうでなきゃね(アルバムのあちらこちらに、西部劇のサントラみたいなモチーフがサラリと顔を出すのも楽しいです)。曲調によって声の表情が変わるミュージカルスターばりの歌いっぷり、ワイルドな風貌からは想像できない天使のようなコーラスも絶品。キュートなハプシコードやハープ、さりげなく配されたオーケストラ(←これって、実はすごく贅沢!!)など、登場楽器はバラエティー豊か。さぁ、あなたもBryan Scary劇場に足を踏み入れ、汲めども、汲めども尽きせぬ泉のように溢れ出るBryan氏の才能に身をゆだねましょう。<Miyuki Kimura>

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FEEDER

FEEDER "Generation Freakshow"

2012(VICTOR ENTERTAINMENT) ¥2,625(taxin)

昨年2011年には結成15周年を迎え、本国イギリスではレディング&リーズフェスティバルのメインステージ、日本ではFuji Rockグリーンステージ出演を果たし、まさに脂が乗りきっているFeeder。そんな彼らの通算8作目のスタジオアルバム「Generation Freakshow」がいよいよ発売となる。

まずここで、『なぜPOWERPOP ACADEMYでFeeder?ザッツUKロックなバンドじゃ?』という疑問が読者の皆さんに浮かぶだろう。確かに、大ヒットを記録した2002年リリースの『Comfort in Sound」以降、Feederといえば物哀しく情緒あふれるメロディと壮大で感動的なバラード、というイメージが一般的かもしれない。だが、初期のアルバム3作を聴くと、実は彼らの根底にあるのが骨太でストレートなサウンド、キャッチ―でアグレッシブなメロディだとよくわかる。ボーカル・ギターのGrant Nicholasも「僕らが一番得意とする、クラシックなFeederに立ち戻りたくなった」とインタビューで語るとおり、今作『Generation Freakshow』では、そんな彼らのルーツと、培ってきたキャリアが融合した”Feeder節”が再炸裂している。1曲目の「Oh My」のミドルテンポで刻まれる王道バンドサウンドに始まり、シンガロング必至のメランコリックな美メロが映える3曲目「Idaho」。さらに、アルバムタイトルソングでもある「Generation Freakshow」では、分厚いギターアンサンブルとシンプルで力強いメロディが混然一体となってフックを効かせる。これはもう、どこからどう切り取ってもパワーポップとしか言いようがないじゃないか。しかも、極上の!

本編の最後には3.11東日本大震災の際に、約2週間後という異例のスピードで発表したチャリティーソング「Side By Side」も収録されているほか、日本盤限定ボーナストラックには、盟友でありパワーポップ好きを公言する後藤正文(ASIAN KUNG-FU GENERATION)と細美武士(the HIATUS)がヴォーカリストとして参加。邦楽・洋楽ロックファンを問わず嬉しい、まさにボーナスの名に相応しいトラックが収録されている。

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CLANDESTINE

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CLANDESTINE "CLANDESTINE"(LP)

2012(HOLLY) ¥2500(taxin) POWERPOP of the month

300枚が即完売、廃盤になってしまったCLANDESTINEのファーストアルバムがなんと日本が誇るレコードプレスの雄、東洋化成によるカッティングで今蘇る!限定150枚でLP化(12インチ/ステレオ盤)、これは今後のフィジカルシーンに一つの流れを作る出来事かも。CDを買った人、ファンになってしまった人、これは絶対にアナログ盤というものを感じるチャンスです。なぜなら文章で説明することが陳腐すぎるので。前置き不要と思いつつ、日本のエヴァーグリーンでタイムレスなパワーポップといえばTHE PLAYMATES、そしてその中心人物、いやポップ王国総帥な山本聖氏がSADDLES、Sloppy Joeといったバンドのメンバーと新たに結成したのがこのCLANDESTINE!とにかく1曲目「I'm Sorry」からもーーーーーーーとにかくキャッチーでミラクル&スウィートな60sパワーポップに自分、眩暈がしちゃいます!!ただBeatlesをベースに一発のリフ・フレーズで60sから一気に時代をも超越することのできる稀有なバンド。華麗なる復活作にしてこの疾走感。CLANDESTINE NEVER DIE。発売一週間も経っていないのにまもなく完売というなんたる不便さ、痛快さ。

アカデミー特典として、山本聖による2004年録音の「Feelin' Insane」(未発表)と、アルバムの1曲めを飾る「I'm Sorry」のデモバージョンを収録した、2曲入りCDRアリ。

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Half Sports

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HALF SPORTS "Slice Of Our City"

2012(DRRIILL) ¥1,700(taxin)

パワーポップ…これほど言葉自体に魅力を感じる音楽のジャンルを他に見ない。なにせ、「パワー」かつ「ポップ」なのだ。ただ反面、これほど便利かつ広域に渡るジャンルも他に知らない。ある人は1980年代前半までの音楽のみを指すであろうし、ある人はWeezer以降の音楽を指す場合もあるであろうし、人と好みによってこれほど幅が広いジャンルも珍しい。
この「HALF SPORTS」の音楽は前述の両極端の間を繋ぐ事の出来る希有な存在であるとともに、それだけではない、彼等にしか鳴らす事の出来ない音楽が詰まっている。個人的には一瞬にして、SUPERCHUNKやFLAMING LIPS、LEMONHEADSやThe PASTELSなどの80年代後半~90年代初頭USインディ~オルタナの香りを今作から嗅いだ様な気がしたのですが、更に聴き込むごとに、楽曲によってそのカラーが細かくバラエティに富んでいてバンド自身の聴いてきた音楽、聴いている音楽、そしてその消化の仕方が実に上手い。各所に散りばめられた鋭角的なスパイスと、耳に残るポップネスのバランスが絶妙で非常に中毒性が高い。気が付くと自然に2周目の再生をしてしまう。パンクをバックボーンに持つ(もしくはパンクそのものが染み付いている)音楽、バンドが紆余曲折して辿り着いて、奏でる音は…いつの時代でも強靭で美しい。
(neon shuffle records NGSM)

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Tonight Alive

TONIGHT ALIVE "What Are You So Scared Of?"

2012(SONY MUSIC JAPAN) ¥1,995(taxin)

エモ〜パンクロックの定番プロデューサー、Mark Trombinoが惚れ込んだというオーストラリア出身の5人組、Tonight Aliveのメジャーデビュー作。世界中に溢れるParamoreフォロワーバンドの一つであることは明らかだが、結成当初16歳だったブロンド女子Jenna Mcdougallというアイコン、初期Paramoreをさらにキャッチーにして苦みを抜いたような明快さ、Jennaの分厚い演奏と相性抜群の澄んだ伸びやかな声。より平均点を好む傾向にあるオーストラリアのマーケットではAvril Lavigneと比較されるなど人気沸騰に必要なものを全て兼ね備えている。本作以降バンドとして<定番からはみ出す作業>をしていくのは予想できるが、本家を踏襲してバラード路線に行くよりも、MVになった「Let It Land 」のような問答無用の必殺チューンはそのままに「Starlight」や「In The First Place」などで見せるヘヴィーなギターアンサンブルを強調したDamone的パワーポップに向かってくれることを密かに願っている。ただ、Frank Sinatraが好きだというJenna。表現者としての成長も楽しみだ。

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The Simple Carnival

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THE SIMPLE CARNIVAL "Girls Aliens Food"

2008(SUNDRIFT) ¥1,785(taxin)

The Simple CarnivalことJeff Bollerクンのファーストフルアルバム”Girls Aliens Food”。このアルバムでJeffはヴォーカル、キーボード、ドラム、ギター、べース、マリンバ、チェロ、フルート・・30以上にも及ぶ楽器をすべて自分で操り、多重録音にあけくれたというまさに筋金入りのポップマニアぶりを披露。インハウスで作られていることをまるで感じさせないカリフォルニアンなサンシャインポップはセンス抜群。「The Simple Carnivalはロックバンドじゃない。それはロックバンドに任せて、僕はポップをやるよ。」なんてナードでかわいい一面も。タイトルもなんだかイメージぴったり。お気に入りのキャッチコピーは「セサミストリートの世界のブライアン・ウィルソンとハリー・ネルソン」

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The Simple Carnival

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THE SIMPLE CARNIVAL "Me and My Arrow EP"

2008(SUNDRIFT) ¥998(taxin)

ピッツバーグのポップマシーン、Jeff BollerクンのワンマンバンドThe Simple Carnivalのグレイテスト・ミニアルバム!パワーポップフェス、International Pop Overthrow主宰のDavid Bashが選ぶ2008年トップ5EPにも選ばれた逸作で、ジャケットやアーティスト写真などがファニーなアニメで統一されていることから「セサミストリートの世界のブライアン・ウィルソンとハリー・ネルソン」なんて言い得て妙なキャッチコピーが・・。High LlamasのソングライティングとThe Beach Boysのハーモニー、まるでAMラジオから流れ出す70sのポップスのようなハッピー感がJeff Bollerの宅録ワールドから大発信されているデビューEP。IndiePagesなどでもA面シングルだらけの名曲集と絶賛。

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James Iha

JAMES IHA "Look To The Sky"

2012(EMI MUSIC JAPAN) ¥2,500(taxin)

14年目の真実・・・。待って待って待ちくたびれてしまったJames Ihaのセカンドアルバムが遂にドロップされた。はっきり言って2012年最も重大な事件である。なぜならこの14年間オルタナ・パワーポップ・ギターポップ界隈のミュージシャンはこぞって『Let It Come Down』のようなソロアルバムを作ろうと躍起になって、そして誰も作り得なかったのだから。Iha自身が望んだかはさて置き、多くのポップ・ロックファンを巻き込んだこのIhaムーブメントは、いつしかその余りに大きすぎる愛のため次回作への期待をずっと胸の奥の方にしまい続けるという奥ゆかしいものになっていた。その思い出を掘り起こす時が遂に来たのである。信じられないことに、この『Look To The Sky』は僕らの期待を裏切らない、いや期待以上に優しいメロディーに満ち溢れている。時代に流されることもなく淡々と紡がれる珠玉のポップソングはすっかり傷ついてしまった僕らを再び癒してくれる。ファーストアルバムが秋のイメージだとすると、ニューアルバムは春の香りがする。空を見上げて、頬を流れ落ちる涙をただ感じているだけでいい。ガットギターのような素朴なイントロで始まる「Make Believe」は今までの僕らの熱いまなざしをそっと冷やしてくれ、そして"空"へ連れて行ってくれる。3曲目「To Who Knows Where」は僕らを90年代のあの頃に引き戻してくれて、そして新しい世界を見せてくれる。10曲目「Speed Of Love」のサビを聴いた瞬間、不覚にも泣いてしまった。ずっと溜めていた想いが溢れ出てとまらなかった。そう、これで良かったんだとIhaは言ってくれている気がした。その世界観はそのままに、少しだけ大人になったJames Ihaのニューアルバムは、ずっと探していた唯一のメロディだったけれど、どこかSmashing Pumpkinsの面影を感じてしまった。そう、長い時間がやっと教えてくれたのかもしれない。稀代のソングライター、ビリーコーガンのそばにずっといたのは、James Ihaその人だったということを・・・。 <ワタナベオサム>

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Calendar Days

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THE ROCKET SUMMER "Calendar Days"

2003(MILITIA ) ¥1,700(taxin)

全ての楽器を演奏し、8トラックのMTRにお気に入りの曲を多重録音して育った少年。エモーショナルロック全盛の時代に、エモーショナルロックレーベルMilitiaに見いだされたテキサスのSSW、Bryce Avaryはこの2003年発売『Calendar Days』で一躍パワーポップアイコンの座に上り詰めた。Bryceの甘ったれた声がこれでもかというくらい初期衝動の詰まった甘酸っぱいメロディー、スウェディッシュポップばりにクリアでキラキラなポップスにハマっている。歌詞も含め自身の内側を吐き出したという全編アコースティックな演奏をベースにしがら、”ロケット”の名のごとくはじけるようなリズムとビートで聴く手の元気は溢れ、ワクワクは無限大に広がっていく。聴いてきたというBeatlesやMichael Jackson、E.L.Oや、いわゆるパワーポップクラシック、そしてBen Foldsがロックにしあげたピアノポップを見事に自分のものにした名盤。いまではJustin Timberlakeと比べられるなど、大人になってしまった彼がこの『Calendars Days』と 次回作の再現ライブをすることになったのは皮肉なのか救いなのか。

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The Mayflowers

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THE MAYFLOWERS "Plymouth Rock"

2012(ROOSTER) ¥1,500(taxin)

前作から2年、胸いっぱいのBeatles愛を込めたニューアルバム『Plymouth Rock』を引っさげてあのバンドが帰ってきた。老舗パワーポップレーベルNOTLAMEで高く評価され、世界的なパワーポップフェスIPOへの参加やRubinoosをはじめとするパワーポップのレジェント達の来日公演サポート、Jellyfishトリビュートアルバムの参加で知られるThe Mayflowersが満を持してドロップしたニューアルバム。より深まったBeatles愛に加え、La'sやE.L.O.など幅広いバンドへのオマージュが随所に散りばめられた本作は非常に聴き応えのある内容となっている。アルバムを全体を通して60年代への憧れとも言える温かい音作りがポップマニアとしての心意気を感じさせる。そして本家にも十分認められること間違い無しのBeatlesオマージュのクオリティの高さはオールドパワーポップファンのみならず、2000年代のパワーポップファンにも是非聴いてみて欲しい。2012年4月にはパワーポップのレジェンド、Flashcubesの来日サポートも務める彼ら。アルバムと合わせて彼らのライブにも足を運んで見て欲しい。 <ワタナベオサム>

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Brian Ray

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BRIAN RAY "This Way Up"

2010(WHOORAY) ¥1,470(taxin)

Paul McCartneyバンドのギタリストとして知らぬものはいない彼の5年ぶりとなるソフォモア・アルバム。ただ、彼のソロがここまでラウドでロックンロールだということを知らない人は多いのでは。その偉大なキャリアを語るのは置いておいて、本作は大好きなプレーヤーとスタジオ、溢れる気持ちに任せて勢いで録音されたものだといい、実際Elvis CostelloバンドからDavey Faragher、Pete ThomasそしてPaul McCartneyバンドから気心の知れた仲間数人と間違いないメンバーを招いている。分厚いギターを生かしたエンジニアリングはやはりというべきか、WeezerのJoe Zook。爆走するロックの中にはDavid Gilmourからジミヘンまでしっかりと彼が好きなプレ—ヤーからの影響がそのムーディーな演奏込められている。まずはBrianにロックの仕方を教えてもらおう。(アカデミーオリジナル特典有:ステッカー/ピック/コンドーム)

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Go Fly A Kyte

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BEN KWELLER "Go Fly A Kyte"

2012(NOISE COMPANY/BounDEE ) ¥1,470(taxin) POWERPOP of the month

ルーツであるカントリーロックをやりきった前作『Changing Horses』からファーストアルバム『Sha Sha』に近い”らしさ”を取り戻したBen Kwellerの通算5作目。前作が故郷テキサスに戻った彼にとってなくてはならない作品だったことは、今回の突き抜けたパワーポップを聴けばよく理解できる。9歳からキャリアをスタートし、右も左も分からぬままにスタートさせたグランジバンド、RADISH。受けてきた影響をそのまま出したソロ3作品。彼がずっと持ち続けている人懐っこい声やメロディーセンスはようやく彼のものになったのだ。60~70年代のクラシック曲で培ってきた美しい多重録音コーラス、そして戻ったロックンロールダイナミズム、さらにBenがAlbert Hammond Jrとカバーした「Wait(Beatles)」の続編かと思うような美しいバラードに溢れている。「Mean To Me」「Jealous Girl」「Justify Me」で心躍らない者はパワーポップファンにはいないはず。ブックレットにはTAB譜、ジオラマセットになるという手の込んだカバーにも感心。日本盤にはライブ収録のボーナスディスク有

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John Laprade

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JOHN LAPRADE "World-Class Faker"

2011(LOST SATELLITE) ¥1,470(taxin)

な、なんとも素晴らしい出来!ブルックリンのSSW、John Lapradeの11年ぶりとなるアルバム『World-Class Faker』。ていうか90年代に活躍したあのAstro ChickenのJohnですよ!!1曲目、魂を揺らしたい!と歌う「Soul Shaker」でこっちのハートも揺れちゃいました。Matthew SweetやDC Cardwellを思わせる良質なポップロック。ビデオになっている「Blind」やTELEVISIONのギタリストRichard LLoyed(それこそMatthew Sweet人脈ですね)をフィーチャリングした「Knock You Down」なんかのアメリカーナ路線よりも個人的にはフォーキーなものや、Thornsっぽい泣きのメロディーが炸裂した曲のほうがアルバムでは押しだったりします(ホームページで聴けます!WilcoやTommy Keeneと聴いてグッとくる方に

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Mick Terry

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MICK TERRY "The Grown Ups"

2011(EMPTYHEAD) ¥1785(taxin)

静かに話題を呼ぶ知的でメロディアスなピアノポップ。ロンドンのSSW、Mick Terryのデビューアルバム『The Grow Ups』。なんと2枚組CD-Rリリース。ジャケットからもわかるようにBeach Boysの『Pet Sounds』を愛し、これまたジャケットでもわかるようにJim Boggiaが大好きな彼。なるほどかなり音にも出てます。と、思ったらJim、参加しているんですな。ゲストで。(Hoxton Song、Tinseltownの2曲/それでこのジャケってのも凄いネ)。Mickの音楽にはそのBeach BoysはもちろんLovin' Spoonfulの「Believe In Magic」で聴けるような多幸感、Todd Rungrenの「A Dream Goes On Forever」のようなマジカルなポップスがそこかしこと詰まっている!!

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CIRRONE

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CIRRONE "Uplands ParkRoad"

2011(ESCAPE) ¥1,470(taxin)

2011年各パワーポップ系サイトでベスト3に入った超新人!!Alex、Brun、Mirkoのイタリア、シチリア出身の3兄弟によって結成されたCirroneのニューアルバム『Uplands Park Road』再入荷!!これがなんとPowerpopaholicでなんと10点満点でちゃった超エース・アルバム!バラードからロックンロール、ソフトアコースティックから内観的なムードまでとにかく内容の濃いパワーポップ13曲!Wattsといいロックンロールの当たり月だなぁ!?Beatles~Bad Finger、Big Star、Wingsといった60sメロディーをしっかり生き生きした今のサウンドにしている、って思ったらプロデューサーはなんとTodd Burke(Ben HarperやAimee Mann、レッチリなどなど)。そりゃぁこうなるよ。

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Barnacle Bill

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BARNACLE BILL "Barnacle Bill"

2011(Y EYE MUSIC) ¥1,260(taxin)

ニューヨークのパワーポップトリオBarnacle Billが2年の歳月をかけ完成させた自信のセルフタイトルアルバム。Flamin' Groovies-queなメロディーをムードたっぷりに演奏、60s-70sのパンクパワーポップ、オルタナティブロックを通過した力強いアメリカンロックだ。J.MascisとRivers Cuomoをちょぴりずつ感じさせる気だるいツインヴォーカルがFastballのようなバック、そして厚めのハーモニーと絡んでだんだんクセになってくる。イントロでキュン死な「For The Best」ほか「 The Things I've Done」「Running Away」など良曲アヴェレージ高し。リスナーはオープニングの「Like You're Supposed To」のちょっとした厳つさをスルーすると吉かも

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Barnacle Bill

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BARNACLE BILL " Towards The Pebbled Shore"

2006(Y EYE MUSIC) ¥1,260(taxin)

Travis PickleやPedantiks、The Rake’s Progressなど80年代初頭からニューヨークパンクシーンでずっと活躍するベテランたちが結成したパワーポップバンドBarnacle Billのデビューアルバム『Towards The Pebbled Shore』。Beatles愛一杯のギターリフとルーツであるアメリカンロック、そして後発の人気バンドFOWやWeezerをも意識したシンプルでキャッチーな歌メロ。欲張らずにさらりとやってのけるのもベテランの良さか。エンディング「Thousand Year Old Flame」はその美しさにホロリとする。The DentやDay Traders、Posiesあたりが好きなら。なんとも素敵なデビュー作。

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COLLEGEFALL

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COLLEGE FALL " The Curse Of Us"

2010(HOOKED UP) ¥2,100(taxin)

いやー切ない!!やっぱりいいなぁーーー!!ようやく入荷できました(涙)ファーストがスマッシュヒット、来日も果たしたオーストラリア、メルボルンの男女DUO、College Fall待望のセカンドアルバム。個人的にはファーストのちょいエモ路線から路線変更してデスキャブや「ONCE ダブリンの街角で」の時のSwell Seasonみたいな佇まいを感じさせるようになったように感じた。マイケルスタイプ声のGlennもいいけど、相変わらずジョディーの声はアコースティックに合いすぎて素敵なのなー。Lisa Loebの雰囲気があるんだよなぁ。Guided By Voicesや米SSW、William Fitsimmonsあたりのアメリカンインディーファンは癖になるへたり方してます。バンドはThe Hold SteadyとThe Mountain Goatsの大ファンなんだとか。

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Wiretree

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WIRETREE "Luck"

2009(SELF) ¥1575(taxin)

新作『Make Up(近日入荷予定)』完成記念!ジワジワと沁みてきてすっかりほれ込んでしまったオースティン出身のKevin PeroniによるWiretreeのセカンド・アルバム『Luck』。ソロとしての色合いが強くシンプル&フォーキーだった前作に比べ、ハーモニーやコーラスが格段と厚みをましバンドとして抑揚をはっきりと打ち出している。ちなみに本作は声からパッとElliott Smithを連想するというより、Velvet Underground~Simon & Garfunkelのような60sロックバンドからの影響をまずは感じた。こちらも聴き応え十分。ジャケットのアートワークや10曲収録、デジパック。特典として、300mm×460mmのミニポスターを先着順でプレゼント中

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