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【ライナーノーツ連動企画】新バンドEvil Arrowsで遂に日本デビュー!!のBryan Scaryインタビュー

Evil Arrows / 1.2.3 (国内限定盤)

レトロなロケンロールやニュー・ウェイブサウンドから、流麗なバロックポップ、鋭利なプログレまで飲み込んだ極彩色のポップミュージックで、世界中のポップマニアから愛されている天才シンガーソングライター Bryan Scaryが、新バンドEvil Arrowsを結成! 今年1月から立て続けに「EP1」「EP2」「EP3」を発表したのですが、この配信のみで発売のEP3枚を1枚のCDにコンパイルした日本独自企画アルバムがリリースされました!!(ライナーノーツは当アカデミーが担当)

そこで今回お届けするのが、ライナーノーツとwebの連動企画。Bryan Scaryのキャリアをおさらいできる音源&映像をご紹介するとともに、ライナーノーツにはスペースの関係で掲載しきれなかったBryanのインタビューを掲載します。アルバムをお持ちの方は、ぜひライナーノーツ片手にご覧くださいね。ではさっそく、Bryan Scaryの音楽キャリアをざっと振り返っていきましょう。


<2006年「The Shredding Tears」リリース>
ニューヨーク大学の芸術学部映画学科在学中に一人で作り上げたデモ集を元にしたデビューアルバム(リリースは10月31日、つまりハロウィンの日!)。このアルバムのプロモーションツアーのために結成したバンドがBryan Scary&The Shredding Tearsです。(残念ながら音が割れてますが)アルバムリリース当日の貴重ライブ映像がありますので、ぜひご覧ください。

こちらは約4ヶ月後のライブ。いかにもシアトリカルな演出・進行、ホラーなムード漂うファッション&メーク……、こうしたユニークなステージはかなりの話題となり、紹介の際にはQueen、Sparks、Of Montrealなどの名が引き合いに出されていたようです。この時点ですでにセカンドアルバム収録曲も演奏してますね。

<2008年「Flight Of The Knife」リリース>
2008年4月にリリースされたコンセプチュアルなセカンドアルバム「Flight of the Knife」。米国ではiTunesのロックアルバム部門第6位にランクインし、日本のポップマニアの間でも(ひそかに)話題になりました。

で、これが2008年のハロウィンライブ。楽曲だけでも“超具だくさん”なのに、さらにこのパフォーマンス!! (ビデオの冒頭にハロウィン2009と出ますが、間違いだそうです)

<2009年「Mad Valentines(EP)」リリース>
「Flight of the Knife」と同時期に書かれたものの、アルバムのコンセプトに合わず収録されなかった曲(本人いわくBryan Scary&The Shredding Tearsの明るい一面)を集めた6曲入りEP。ビデオは収録曲「Maria St. Claire」をシカゴのラジオ番組用に歌ったものです。すごくナチュラルでビューティフル!

こっちは「Andromeda's Eyes」をインターネットTVのために演奏した、パンキッシュなパフォーマンス。(自分の望み通りのテンポに引っ張り込もうとするBryanさんの奮闘ぶりも聴きどころw)

<2012年「Daffy's Elixir」リリース>
西部開拓時代をテーマに、アメリカーナ的アコースティックサウンドを取り入れた15曲・計70分の大作。制作にあたっては“Kickstarter”を活用しています。

収録曲「Ballroom Kid」をインターネットラジオのためにプレイ(後半はインタビュー+いろんな収録曲ちょっとずつ)。「Ballroom Kid」のエンディングのピアノ早弾きが凄い!!

<2014年「1.2.3(Evil Arrows )」リリース>
Bryanは密かに新バンドEvil Arrowsを結成し、2014年1月21日に「EP1」で突如デビュー。その後、3月18日にEP2、6月24日にEP3……と矢継ぎ早にリリースが続きました。その「EP1」「EP2」「EP3」のクールなプロモーションビデオをどうぞ!

それでは、日本限定CDのリリースに向けて行ったBryan Scaryのインタビュー(主にライナーノーツ未掲載分)をどうぞ!

・バンドメンバーを紹介して!
「僕以外の中心メンバーは、エヴェレット・アーモンド、ギタリスト/シンガー/プロデューサーのグラハム・ノーウッド、そしてベーシストのエイドリアン・ペリー。エヴェレットは僕が知っているベストドラマーの1人で、凄いソングライターでもある。彼はNYの色んなバンドでプレイしている。グラハム・ノーウッドはギタリストで、Bryan Scary & The Shredding Tearsの頃から僕のミュージック・パートナーなんだ。この男は天才なんだ。エイドリアンはDead Bootsのフロントマンで、ジョー・ペリー(Aerosmith)の息子だよ。彼は親友であり、素晴らしいベーシスト/シンガーなんだ」
 
・EP3枚連続リリースというスタイルをとった理由
「これからもEPをリリースしていくよ。4枚目はもうすぐ仕上がるし、その後は5枚目って感じでね。このプロジェクトは、もともと数年前の夏に僕が書いた50曲がベースになっている。で、その50曲から選曲して1枚のアルバムを出すのではなく、新しいバンドを作って沢山の曲をリリースしようと思ったんだ。だから、僕はこれらのEPを1つの大きなアルバム…あるいは“プロジェクト”として見ているんだよ。楽曲やベーシック・レコーディングの多くが同じセッションから生まれているからね」
 
・EPにタイトルがないのは何故?
「それぞれのEPにタイトルを付けずに数字にしているのは、さっき話した大きなアルバムというコンセプトから来ているんだ。だから、それぞれのEPにタイトルをつける意味がない。ちょっとしたポップ・ミックステープみたいな感じにしたいんだよ」
 
・コラボ的な曲作りをやりたくなった理由
「沢山の曲があって、僕らは凄く楽しんでいる。このプロジェクトは、個性を重視しているわけではないんだ。それまで僕は他人と作曲をしたことがなかった。その必要がないと思っていたから。でも、スムーズな作曲プロセスのためには、良いアイディアを持った優れたミュージシャンが必要だよね。(とは言っても、曲の95%は僕がソングライターなんだけどね)
 
・3枚のEPの曲作り~レコーディングは、どこで?いつ?どのくらいの期間?
「ほぼ全ての曲は、Bryan Scaryの『Daffy's Elixir』がリリースされた後に書いた。10枚のEPをリリースできるほどの曲数さ。僕は自分の曲にある“脂肪分”を削ぎ落として、シンプルなアレンジを早いペースのレコーディングとリリース・スケジュールを目指したんだ。Bryan Scaryでは何年もかけてアルバムを作っていたから、その長いプロセスにウンザリしちゃったんだよ。最初は、自分で全てをパートを録音し始めた(つまり、多くのEvil Arrows楽曲は基本的に全ての楽器を僕がプレイしているんだ)。その後、エヴェレットが参加してくれるようになり、2013年の冬から春にかけて、僕らはほぼ全てのベーシックトラックを録音した。それ以来、僕らは一緒に曲のオーバーダブをしたり、新しい曲を書いたりしている。この3枚のEPは、大きなプロジェクトの1部分に過ぎないんだ。未完成のEvil Arrows楽曲はまだまだ山ほどあるからね。それらは、今後リリースされていくEPに収録していくよ」
 
・どれか1曲を例に、Evil Arrowsの曲作り~レコーデイングのプロセスを教えて
「例えば「Romancer」。僕は、この曲をアコースティックギターで作曲した。あっという間に書き上げたよ。それこそ数時間くらいだったかな。とりあえず僕らはリハーサルスタジオで全てを録音した。全然ハイファイじゃないよ。ドラムは2本のマイク(オーバーヘッドとキック)だけで録音したしね。もともと僕とエヴェレットは、もっとパンキッシュで速いテンポのドラムを録音していたんだけど、あとからもっと軽めのタッチで再録音することにした。ドラムのレコーディングが終わった後、グラハム・ノーウッドがエレキギターで参加して、僕らがボーカルを録音した。そして、ジャスティン・リエンステンと曲のミキシングをやった。彼は、これまで全てのEvil Arrows楽曲をミキシングしてくれているんだ」
 
・昔のライブ映像を見ると非常にシアトリカル。今のライブはどんな感じ?
「Bryan Scaryのライブは出来るだけシアトリカルな演出だった。音楽がバロック調で複雑だったから、その雰囲気をステージにも反映させたかったんだ。一方で、Evil Arrowsとしては、まだ2回しかライブをやっていないんだ!どんな風にやろうかと模索中でね。でもBryan Scaryみたいに、シアトリカルにはならないだろうね。全く違う雰囲気だから。パンチが効いていて、パンキッシュ、速いテンポのもの…もちろん舞台衣装はないと思うよ(笑)」
 
・Evil Arrowsの今後の展開は?
「今年はEPをリリースし続け、ライブもやっていく。その後は、できればツアーをしたいね!僕自身は新しいBryan Scaryのアルバムを製作中で、エヴェレットはソロアルバムをリリースするし、グラハムは色んなバンドでプレイしている。だから僕らは個々にも沢山の音楽を発表していくことになると思うよ」
 
・日本のファンにメッセージを
「僕の音楽を聴いてくれてありがとう! まだ行ったことがないけど、すごく日本に行きたいよ」

では締めくくりに、Evil Arrows初のミュージックビデオ「A New Age Holiday」をご覧あれ!(最後まで見逃せないゾ)



1. ROMANCER
2. SILVER BIRD
3. WIDE OPEN YONDER
4. JENNIFER KILLS THE GIANT (ONCE A WEEK)
5. LAURA LIES
6. THE LOVERS
7. GODS OF LIGHT
8. LAST LIVING DOLL
9. PUTTING MY HEART ON THE PYRE
10. A NEW AGE HOLIDAY
11. SHADOW LOVERS
12. LADY BRAIN
13. LITTLE STARS
14. NEVER’S ALTAR
15. THE WITS ARE GOING DOWN THE DRAIN
16. THE MOTION PICTURE MANAGERS (OF LOVE)
17. KAMIKAZE DAUGHTER
18. REJECTION

posted by Miyuki kimura

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Jul 29, 2014

 

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