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【INTERVIEW】『File Under Pop Vocal』発売記念、Gary Frenay & The Mayflowers里山インタビュー

Gary Franeyインタビュー

──アルバム完成おめでとうございます。とても楽しみにしていました。今の心境はいかがですか?

Gary: 新しいアルバムが完成して本当にうれしいよ。2012年の日本ツアーの後からSportin’ Woodのレコーディングを始めて、Flashcubesの最新盤を発売したんだ。Tommy Allenがドラマーで参加していて、彼はSportin’ Woodのプロデューサーでもあり、File Under Popのシンガーでもあるんだ。お互いポップミュージックが大好きだし、レコーディング中はとても楽しい時間を過ごせたよ。


──作品に込めた思いは?

Gary: 影響を受けたpopミュージックの先輩たちへの尊敬の念を込めたんだ。Beach Boys, Beatles, Burt Bacharach, Carole King, Todd Rundgren, Pilot, Elvis Costello, こんなミュージシャンへの感謝の気持ち。Tommyは沢山のミュージシャンをNYで知っていて、僕たちの曲に今回は参加をしてもらってる。

──日本からOsamu Satoyama / The Mayflowersがゲスト参加していますね。どういった経緯で?

Gary: オサムたちは2012の日本ツアーの時にオープニングアクトを東京と大阪でしてくれたんだ。僕は彼らの音楽が大好きで、特に、オサムの演奏と歌い方が大好きなんだ。一緒にプレイすることを持ちかけたら、彼からいい返事がもらえた。彼は2曲に参加している。
"Blue Topaz"、"We Could Be Brothers"その2曲。彼は素晴らしい演奏を、ベースとギターで披露してくれたんだ。遠距離で録音作業をして、データをメールとドロップボックスでやり取りしたよ。


──レコーディングや参加ミュージシャンのエピソードがあれば教えてください

Gary: すべてはリモート式の録音作業だった、オサムと同じように。参加者は各自のパートを自宅のスタジオなんかで録音して、tommyに編集してもらったんだ。
それぞれの工程をこなし、1曲ずつ完成させていったんだ。決して簡単な方法じゃないけど、全員をひとつのスタジオに集結させて録音するなんて、できる状態じゃなかったからね。


──今後の予定は?

Gary: 新しいアルバムの宣伝、広報活動に入るよ。ぜひみんなの耳に届くように。僕は収録曲すべてが沖にいり、ファンのみんなにもそう感じてもらえたら嬉しいな。


──日本のファンにメッセージをお願いします

Gary: 2002と2012の日本ツアーはミュージシャンとして、掛け替えのない素晴らしい思い出。僕たちは本当に、日本のファンのみんなが大好きなんだ!だから今度、またツアーで訪れるのが待ちきれないよ!僕のアルバムも日本でもすぐ、Airmail Recordingsというレーベルから発売されるんだ。CDbabyからデジタル販売もしてるし、iTunesでも、amazonでも入手できるからよろしくね。



The Mayflowers 里山インタビュー


──参加の経緯、知り合ったきっかけなどを教えてください

里山:
2012年 The Flashcubes来日の東京&京都公演でThe Mayflowersとして共演させて頂いたことに端を発します。
お互いにThe Move、Roy Wood等が大好きということもありThe Moveの楽曲でのセッションも実現しました。
帰国後、Garyさんは自分のバンドのレコードやCDのレア・アイテムをエアーメイルで沢山送ってくださったり、好きなバンドの情報交換をしたり、とても素晴らしいフレンドシップが続きました。

とある日、
「僕のソロアルバムに参加してくれないか?」とのお誘いに僕は二つ返事でお話が進みました。


──レコーディングの方法、それにまつわるエピソードなどありますか?

里山:
音楽のコミュニケーションは身近なバンドメンバーでも大変なんです。しかも、海を越えた英語でどうコミュニケーションを取るのか?
一番の不安材料でしたが、意外や意外!自然な形でスムーズに進行していきました。恐らく、Garyさんと私の音楽に対する共通言語が近いものがあったのだと思います。Garyさんが大人の対応だったのかもしれませんがね(笑)

レコーディングについては僕がニューヨークへ長期滞在して・・というような事はなく(笑)、インターネットのクラウド・サービスを利用してギターやベースのトラックをやりとりする形で進行しました。
初期のアレンジ段階から携わらせて頂き、最初のデモにはGary Frenayのヴォーカルとアコースティック・ギター、
とってもパワフルなTommy Allenのドラムスのみが入ってました。
エレクトリック・ギターとベースは自由にアレンジさせて頂きました。


──できあがった作品を聴いてみて、いかがでしたか?

里山: 私はアルバムの楽曲で2曲のギター&ベースを担当しました。
「Blue Topaz」
デモを聴かせて頂いた段階からとてもメロディの良い曲だなぁと思いました。
ギターではで中期ビートルズ的なエッセンス、ベースのアプローチは少しだけモダンでメロディックなプレイに満足しています。
結果的にコステロに参加するポールマッカートニー「ベロニカ」辺りに近づけたんでないかい?と自負しております。
ってことはゲイリーさんがコステロで僕がポール(失礼しましたww)!
ポップな仕上がりに大満足です。

「We Could Be Brothers」
この曲は実はアレンジで苦戦しました。
参考のデモにThe Flashcubesのアーティさんの80年代バリバリのGuitarが入っており(昔からある曲なのかも?)
そのイメージからの脱却が・・(汗)
大胆にバッキング・アレンジを施させて頂きました。
ディレイをかけたリズムマジックによるギター・バッキングは気に入っております。
曲のタイトル通り、ゲイリーさんと兄弟になることはできたかな?(笑)粋な器用に光栄です。

いずれもとても素晴らしい楽曲に仕上がったと思いますので皆さんに是非聴いて頂きたいです。


──最後にゲイリーさんへのメッセージをお願いします

里山: はい!ゲイリーさん!!
とっても素晴らしいアルバムに仕上がりましたね♪
ジャケットとアーティスト写真も最高!!
今回は素晴らしい楽曲、参加メンバーと共にゲイリーさんのソロ・アルバムに参加させて貰うことができてとても光栄です。そして、ゲイリーさんの心細やかなそのお心遣いには感謝しております。

次はいつ日本に来るのかな?
沢山の人に聴いて貰いたいですね!!
僕ら日本のファンは皆で待ってますよ~
近いうちの再会を楽しみにしています。


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Jun 15, 2015

 

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