【インタビュー】Norman Blakeが自らランキング！Teenage Fanclubアルバムベスト10＜第5位＞
先日約5年振りとなるニュー・アルバム『Here』を発売したTeenage FanclubのNorman Blakeが、音楽チャンネルNoiseyがシリーズ展開している「RANK YOUR RECORDS」にて自らアルバムをランク付けする企画が公開された。
POWERPOP ACADEMYでは全10回にわたり、Normanのインタビューと共に和訳記事をご紹介して行きます。
第5位『Howdy!』
2000年リリース
Norman Blake:
Howdyのときは面白い時期だった。CreationがSonyに買収されたかされそうなくらいで、Alan McGeeが個人的に訪ねてきてこう言ったんだ。「次のレコードは順調かい？Sonyはちゃんとレコードを出してくれるだろうし、良い契約になるはずだ」素晴らしいことに、彼は満足いく答えを得ると、2枚のアルバム契約を取ってきてくれた。Howdyを制作しようとしている時にCreationはなくなってしまったけど、僕たちはアルバムをちゃんと作ることができたんだ。Sonyはアルバムか、僕たちに金を払うか選ばなくちゃいけなかったんだけど、結局アルバムを取ったね。（Sonyとの）契約の2枚目はコンピレーションで、まぁ妥協の結果だったんだよ。僕たちはSonyにいたくなかったし、彼らも僕たちを必要としてなかった。だからコンピレーションっていうのは双方にとって都合が良かったんだ。
そんなわけで、Howdyは契約していないレーベルとの作ったんだ。過渡期だったね。僕たちはPink FloydのDave Gilmourのスタジオでレコーディングした。テムズ川にハウスボートがあって、設備がものすごく充実してた。残念ながらDaveには会えなかったけどね。それからウェールズのRockfieldスタジオでアルバムを完成させたんだ。このスタジオも伝説的な場所だ。（Motorheadの）LemmyとHawkwindが農機具に並んで座ってる有名な写真があるよね。あれがRockfieldスタジオだよ。音楽的には、このアルバムに収録されている「Dumb Dumb Dumb」は個人的にとても気に入ってる。この曲の構成が好きなんだ。オフセットなドラムビートがね。
── (Noisey)このアルバムはこちら（アメリカ）ではなかなか手に入らなかったのを覚えています。私は輸入盤を買いました。
そうだろうね。Sonyにとって僕たちははあまり優先順位が高くなかったから、バンドに口出ししてこなかったんだ。序列の下の方にいたんだろうね。だから流通もプロモーションもあまりよくなかった。だからじゃないかな。結局プロデューサーも付けてもらえなかったし。最新アルバムと同じようにセルフプロデュースなんだ。だから世界中にレコードを届けるのは難しかったんだよ。残念なことに。
＜つづく＞
バックナンバー
・第10位『Thirteen』
・第9位『The King』
・第8位『Words Of Wisdom And Hope』
・第7位『Shadows』
・第6位『Man-Made』
Teenage Fanclub最新アルバム『Here』全曲フル試聴公開はこちらから
Teenage Fanclub / Here
＜トラックリスト＞
1. I’m In Love
2. Thin Air
3. Hold On
4. The Darkest Part Of The Night
5. I Have Nothing More To Say
6. I Was Beautiful When I Was Alive
7. The First Sight
8. Live In The Moment
9. Steady State
10. It’s A Sign
11. With You
12. Connected To Life
＜日本盤＞
＜輸入盤＞
▼12インチアナログバージョン
▼デジタル配信バージョン
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Sep 28, 2016
