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「全部を取り戻す!」極限のテンションでロックする国内最高のライブバンドROCKBOTTOMインタビュー

自分達でやれることとやりたいことの折り合いがつくとこまで来た

昨年末、渾身の3rdアルバム『REVENGE』をドロップし、リリースツアーを終えたばかりのパワーポップバンド、ROCKBOTTOM!来日公演を控えるFLASHCUBESのサポート、そしてRubinoosをはじめとする数々のパワーポップレジェンド達からの信頼を一身に集める彼ら。パワーポップという言葉に明確なアンサーを持ち、信じる道を音源で、ライブで追及し続ける彼らの核心に迫るべくドキドキインタビューを慣行しました!

POWERPOP ACADEMY
こんにちわ。ROCKBOTTOMにインタビュー出来てとても光栄です。今日はよろしくお願いします。

僕がROCKBOTTOMを最初にみたのはずいぶん昔の事で、Treeberrysの稲垣さんが別バンドをやるって事で見に行ったんですが、そのパワフルなステージに圧倒された記憶があります。稲垣さんがのびのびと演奏しているのを見て、「ああ、本当はこういうバンドがやりたかったんだ」と別バンドというよりは本来の形に戻ったという印象でした。メンバーの皆さんが感じているROCKBOTTOMのコンセプトというか思いみたいなものを聞かせてください。

稲垣
まず、随分と前から観てくれている事にありがとう!本当に初めの頃だね。
その頃のROCKBOTTOMは、まさに自分がのびのび演奏できるバンドって感じだったよ。

Treeberrysが自分のやりたいことをやってなかったということではないんだけど、なにか爆発力のようなものが足りない気がしていたんだ。Treeberrysは60年代のブリティッシュビート、特にTHE HOLLIESやTHE MOVE、THE WHOに絶大な影響を受けて、パブロックの凄いバンド、ROCKPILEとか、コステロとかニック・ロウとかに猛烈に刺激されて、良いときは勿論楽しんでやってはいたよ。
ただ、ちょっとスタイルが強くて、曲に強い心をぶつけることができていなかったから、それで爆発力が足りないっていうか、爆発できない感じがあったんだと思う。

Treeberrysで最初に自分の感情をぶつけた曲は「Let Me Be Alone」だと思うから、随分長いこと釈然としない部分があったんだね。

自分で始めたバンドなのに、メンバーに申し訳ないけどね。今ではソウルミュージックも好んで聴くけど、当時は特にファンクとか好きじゃなかったから、ファンキーなギターとか弾くのは難しかったし、苦痛だったな。今でも、ファンキーに弾けって言われても難しい(笑)。


話をROCKBOTTOMに戻そう!
自分から自然に湧き出てくる感情、想いの部分はROCKBOTTOMの曲にはなぜか最初から反映されていたんだ。そして、ROCKBOTTOMのライブでは、メンバーとの仲間意識みたいなものを強く感じていたよ。ライブに求める熱狂の質も近いと感じていたね。

ROCKBOTTOMは何しろ、みんなでPOWER POPとかPUNKのレコードを買いに行って、みんなで発見して共有してた仲間で始めたバンドだったからね。ツアーに行くたびに、各地のレコード屋さんに行くんだけど、店が近づくと「俺、M!」とか行って誰かが走り出すみたいな(笑)。あ、意味わからないかな?「M」のコーナーを俺が先に見るぞってことね。

MORE FUNが始まった頃からの付き合いなんだよね、コウジは。トミーはMORE FUNのメンバーだったわけだし。
そうやって、みんなで肩を並べて、70年代から80年代初頭のPOWER POPにのめり込んでいって、気に入ったレコードの情報を共有したり、一緒にいろんな音楽を知っていったんだ。その延長線上にあるのがROCKBOTTOMなんだよ。同じような音楽を好きな仲間で始めたバンドなんだよね。そして、加島君はCheap Trickの中野サンプラザ公演の後、FINK(RAYDIOS)が紹介してくれたんだ。その頃は、別のドラマーがいてスタジオに入っていたんだけど、最初のライブが決まった頃にそのドラマーが音楽を辞めてしまった。それで、加島君に入ってもらったんだ。Cheap Trickのライブで出会ってるんで、間違いないなと思って頼んでみたら、凄腕だった。

そんなわけで、コンセプトっていうと違うんだけど、好きなPOWER POPやPUNKのバンド名が俺たちの共通言語だった。CHEAP TRICKとかSCRUFFS、20/20、SHOES、RUBINOOS、FLASHCUBES、RECORDSとかね。あとはSEX PISTOLSやCLASHとかBUZZCOCKS、DICTATORSとかSLADEとかSWEETとか言い出したら切りが無いね。

今、コンセプトっていうとなんだろう。
俺たちは、世の中ひとつとってもいろいろ気に入らないことがあってムカついてるし、音楽を取り巻く状況も気に入らない。
そうはいっても、音楽そのものは楽しんでるし、楽しいこともある。

そんな日常で感じた想いに素直でいたいと思ってる。
バンドってのは団結してる方が格好良いし、だからコミュニケーションはできるだけ取るようにしてる。
そんな日々の中から、明確なコンセプトを導きたいと思っている。そこが率直なところだな。
自分たちの育った土壌から自然と出てくる音楽に、素直な想いを注入して叫びたいんだよ!

POWERPOP ACADEMY
ライブを見ている時も飲んでる時も感じる事なんですが、メンバー同志が一体感というかお互いへのリスペクトも含めて家族みたいだと。いつだったか打ち上げの席でROCKBOTTOMの結成について「昔の仲間と一緒に音を出しているんだ」というような事を言っていたと思うんですが、メンバーの皆さんにとってROCKBOTTOMとはどういう存在ですか。


稲垣
ROCKBOTTOMのメンバーは仲間だ。家族以上に家族の様でもある。メンバーに困ったことがあれば、できるだけ助ける。そういうことだね。それが、うまくいかなかったこともあって、1人減り3人になってしまったが、今の3人はこれからも不動だ。変りようがない。

POWERPOP ACADEMY
先日のSuzy and Los Quattro(スペイン)との共演ではSuzyらメンバーがROCKBOTTOMのステージに熱狂していたのが印象的でした。来日を控えるFLASHCUBESやRubinoosといったパワーポップの大御所の来日サポートも何度も行っているわけですが、パワーポップのレジェンドとの共演のエピソードなど聞かせてください。

また、ROCKBOTTOMが彼らに選ばれる理由を冷静に分析していただけますか(笑)?


稲垣
エピソードはいろいろあるな。コウジがよく覚えてるよ!


渡辺
選ばれたのは、よんだヒト達が、我々のことを知っていたというだけですね。
我々としては、一緒にやれて、本当にラッキーだったし、素直に嬉しかったですね。
今年の4月に、FLASHCUBESが10年ぶりに来るけど、観たことがないヒトは観た方がいいと思います。あそこまで、ライブが完成されているバンドは滅多に見れないし、ホンモノのPOWER POPバンドだし、音楽に対する情熱と知識がハンパないんで!


POWERPOP ACADEMY
先日行われたcozy powerpop night、Ustreamで楽しく見てました。cozyさんのアメリカにいた時のお話などすごく面白かったです。日本のパワーポップを牽引してきたという強い思いを感じました。件のパワポ本に関する話などから、僕らアカデミーよりももっと限定的なパワーポップ像をはっきり持っているんだなぁと思いました。難しいかもしれないですが、ROCKBOTTOMにとってのパワーポップとはどんなものですか?

また、メンバー皆さんが<これぞパワーポップ>と思うアルバムを教えてください。


渡辺
そうですね、全部話せなったんですが、70年代後半に起きたあのロックンロールは、明らかにGreg Shawのお陰で、もう一方はPUNK ROCKの影響。そこに60年代を10代で過ごして来た人達が70年代に産み出したロックンロールの結晶の一つだと思います。結局、あの頃に起きたものがPowerPopで、それ以外は洗練されたモノに過ぎない、と自分は感じてしまうんです。

ロックンロールというテーマを持たなければ、POWER POPではないし、その極限状態をつくったPunkに共感出来なければ、また、POWER POPをやる上での態度が出来ていないと思います。そういう意味ではFLASHCUBESは、今いったことを究極的に具現化したバンド。

また、そこから約20年後に出た名曲中の名曲である「IT'S YOU TONIGHT」がバンドによってリリースされたのは、今までの音楽に対する歴史のページを開いた。だって、20数年後に代表曲になり得る曲を自らのチカラで発表できるバンドっている?多分、知っている限りでは片手で数えられる程度しかいない。

先ずは、4/7(土)@新宿JAMにFLASHCUBESを観に行こう、そして、今年は英国のバラクーダスが、これまたスゴイ事にFlamin'GrooviesのSire時代の申し子、クリス・ウィルソンを引き連れてやって来ます。
5/20(日)@新代田FEVERで演るので、これも観た方が良いと思います。

個人的にはSHOESとかが、もっと評価されるべきPowerPopバンドかなと。


稲垣
パワーポップ=究極のロックンロール! 20/20「SEX TRAP」


加嶋
ひとつ選ぶのは難しいけど出会いも含めばラズベリーズのベストですね、フューチャリングエリックカルメン


POWERPOP ACADEMY
先日、ご一緒した時に聞いた話ですが、稲垣さんはTFCがお好きだとか。CozyさんがFlopを好きだといっていたのも驚きました。グランジ以降の、要は90年代後半~2000年代以降のパワーポップの話をしたら怒られるんじゃないかとドキドキしてたので安心しました笑。ここで、あえて冒険なんですが、2012年のアカデミー選定ベストアルバム
【FEATURE】The Top 50 Powerpop Albums for 2011/トップ50 パワーポップアルバム2011
のトップ10バンドについて聴いた感想をざっといただけますでしょうか?


稲垣
怒りはしないけど、まずトップ10を見渡して、ROCKBOTTOMが見当たらないのが残念だな。
あと27位のBehind the Parade / Tommy Keene欲しいな。通販できる?
POSIESの新作と来日はめちゃくちゃ嬉しかった!ありがとうTHISTIME!
The Sonic Executive Sessionsはトッド・ラングレンやTOTOっぽいとこがあるね。POWER POPではないな。
あとMike Viola良いね。名前は聞いていたんだけど、音楽を聴く機会が無くて残念でした。今度、買って聴いてみよう。

俺からするとトップ10にはMike ViolaしかPOWER POPはいなかったな。
トップ10じゃないけど、CLANDESTINEのアルバムは最高!ライブもみんなに観て欲しい!
TFCは大好きだし、FLOPもPURE JOYも好きだ。でもPOWER POPでは無いな。90年代以降のバンドも好きなバンドは沢山あるけど、POWER POPバンドとして受け止めているバンドはほとんどいないんだよね。究極のロックンロールがなかなかいない。
話は変ってしまうけど、浜松のFLORIANSが最高だよ!

渡辺
個人的には、TOP10に入ったバンドではないけど、CLANDESTINEは素晴らしいアルバムを作ったんだけど、買ってないヒトは買ったほうがイイです!内容の良さはROCKBOTTOMが完全に保証します!

後は、Tommy Keeneが気になる!

POWERPOP ACADEMY
ニューアルバム『REVENGE』についてお聞きします。反則とも言える印象的な叫びではじまるこのニューアルバムですが、録音のアプローチが今までと比べてガラッと変わったなぁと感じています。印象がよりカラフルになったと思うんですが、アルバム制作にあたっての狙いや思いなど聞かせてください。


稲垣
フルレンジなアルバムにしたかった。アルバム通して連続性があって、それぞれの曲も良いと思えるようなアルバムにね。そしてなにより、日々と格闘してる人たちが、力を感じるようなアルバムにしたかった。このアルバムを聴いて、立ち上がって欲しい!

渡辺
ようやく自分達でやれることとやりたいことの折り合いがつくとこまで来たかなと。

POWERPOP ACADEMY
昨年12月に始まった<REVENGE TOUR>もSHELTERワンマンでツアーファイナルとなりました。ツアーの感想、印象深かった共演を教えていただけますか?今後の意気込みを聞かせてください。

稲垣
まず、今回のツアーでライブを観に来てくれた皆さん、本当にありがとう!最高に楽しかった!どこに行っても、熱気を持って迎えてくれて嬉しかった。そして、協力してくれたバンドFLORIANS(浜松)、Frantic Staffs(大阪)、La-La Lee's(福岡)、Extention58(新潟)、The Dials(水戸)、The Choosers(札幌)、何ヶ所か一緒に回ってくれたthe Thunderroads(東京)には有り得ない位、お世話になりました!
それぞれの街に熱いバンドがいて、それで熱い人たちが集まってる!日本のロックシティーもまだ生きてるし、2012年は爆発させないとな。それに、今年はみんなに恩返しできるように、ガンガン攻めていくぜ!


渡辺
本当に呼んでくれたバンドと来てくれたみんなに支えられたツアーでした。
結局、これがROCKBOTTOMをやれる原動力の一つだし、また、これこそが今後の日本全体の試金石だと思っています。
今後は、ますます状況も環境も厳しくなるけど、不安ではなく、不満と曲をエンジンにやっていきます!音だけでもダメだし、憤りだけでもダメ、どちらにも寄りかからないバンドになれるように精進します!

そして、次のライブは2/25(土)に新代田FEVERでKOGA&TARGET EARTH共催のライブにでます!良かったら、来てください!

KOGA RECORDS & TARGET EARTH presents
"T.A.N.I.S.H.I #1"

*ACT*
NUDGE'EM ALL / ROCKBOTTOM / NEON GROUP / Pelotan / The
Selectionz(from 水戸) / ATOMIC

OPEN 17:30 / START 18:00
ADV ¥2000 (+1drink) / DOOR ¥2500 (+1drink)
info : FEVER(03-6304-7899)

詳細は特設サイトにご確認下さい。
http://koga-records.net/tanishi/


POWERPOP ACADEMY
質問は以上です。ありがとうございました。



<トラックリスト>
1. STARFIGHTER
2. SOMEONE IN THIS TOWN
3. SCRIPT TRAP
4. GIRL IN THE PAST
5. SHAKE SOME ACTION
6. THINKING OF YOU
7. FIND ME OUT
8. PERFECT LOVER
9. WHISPER IN MY EAR
10. READY GO READY
11. REVENGE

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Feb 22, 2012

 

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