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【INTERVIEW】「最高のメンバーが揃ったと思ってます」TELEPHONE GiRL SiSTERSロングインタビュー

GiRL on the PHONE e.p.

── LUCY氏はレコードレビューサイト「井筒屋」(※現在は休止中)で数々のレビューを行っており、今作のMV「GiRL on the PHONE」でもLucy氏の部屋で撮影したとのことでそのコレクションの一部が垣間見えていましたが、最近のお進めのレコードについてお話をお聞かせ下さい。またMV撮影のエピソードについてもお聞かせ下さい。

Lucy:これを書いていたのは今から10年くらい前で、「井筒屋」は僕の恥ずかしい過去が詰まってます(笑)当時はRAMONESの影響を受けたPOP PUNKバンドを無駄に掘り下げてました。ダサかっこいいものを求めすぎて、青春を棒に振ってしまいました(笑)
ここ1−2年で現行のバンドではTHE CRY、THE BITERS、MOTHER'S CHILDREN、SONIC AVENUES、RADIO DAYS、SUGAR STEMS、NIGHTMARE BOYZZZ、GLITZ、WORM SODA、ROUGH KIDSあたりがオススメです!
MVの監督はレーベルオーナーでもあるMelime(the mirwelts)だったので、その流れでメンバーのMisumiに来てもらって電話してるアバズレ女役をやってもらったんだけど、すごい演技だった(笑)詳しくは本編を是非見てください!
撮影の当日は色々ありましたね。ドラムのNao-kidsが謎の病にかかっていて、後で病院行ったらノロウイルスだと判明したり。撮影は最後東京で終わったんだけど、帰りにメンバー揃って終電乗り過ごして栃木に帰れなくて、始発列車に乗ってせっかく宇都宮に着いたのにO-zekiは結局起きなくてそのまま東京方面に行ってしまって(笑)起きた時に時計見たら3時間以上経ってて、ようやく自分が逆走してる事に気付いたみたいです。

── O-ZEKI氏が以前に在籍していたCiSTEMSはPOP PUNKバンドとして広く知られており、さらには現にV.A.「Pop Punk Mania Japan」にも収録されているということでTELEPHONE GiRL SiSTERSをPOP PUNKバンドとして認識しているリスナーも多いと思います。TELEPHONEサウンドの軸とも言えるPOP PUNK的な自身のバックボーンについて詳しく教えて下さい。

O-ZEKI:僕自身高校生の頃に出会ったDiSGUSTEENSの影響は相当大きいですね。高校生の頃から一緒にバンドを組んでいたBeeBee(KiNGONS)からその存在を教えてもらい18歳の頃、都内にライブを見に行った時の事は衝撃的で未だに覚えています。THE CiSTEMSを組むきっかけになったバンドです。
そういった点で未だに僕の中でDiSGUSTEENSというバンドは敬愛するバンドとして不動の地位にいますし、それが僕の原点として根付いてます。
そんなPOP PUNKの素晴らしさを少しでも多くの人にも知ってもらいたくて、そしてまたPOP PUNK界を盛り上げていきたいという気持ちで日々活動してます。

── リズム隊の二人は比較的若いメンバーということですが、二人がいることによって2010’sらしい真新しいアレンジ・サウンドになってるようにも思います。リズム隊の二人はどんな音楽に影響を受けてきたのか教えてください。

Nao-kids:自分はあまりジャンルとかを意識したことがなくて、自分が「これ聞きたい!」っていうよりは「これ聞いてみなよって」周りの人たちから聞かされる感じが多かったですね。
正直、自分たちが今やっているパワーポップ・ポップパンクは、今までほとんど聞いたことなかったのですごく新鮮でした!その、2010’sらしい真新しさという点では僕らリズム隊二人があまりよく知らないっていう部分が功を奏してくれてるのかなって思います(笑)

Daai kix:割と何でも聞くので、ジャンルもJAZZからアニソンまで結構振り幅が広めなんですが、圧倒的に好きなバンドはASPARAGASです!始めてライブを見た時の衝撃は忘れられません。サウンドタイプ的にTELEPHONE GiRL SiSTERSとはだいぶ遠いですけど、ASPARAGASが僕のルーツではありますね。

── 今作をリリースしたレーベルPOPWORK RECORDSはこれまでオーナー自身のバンドthe mirweltsやTEENLINEのみのリリースにとどめた、あくまでも自主レーベルでしたが、今回新たにTELEPHONE GiRL SiSTERSのリリースを行いレーベルとして本格始動を行うという形に至った経緯を教えてください。

Melime(POPWORK RECORDS):ホントにPOPWORK RECORDSは自分関連の音源だけリリースする自主レーベルでとどめておくつもりだったんですけど、考えが変わったのはちょうど去年の秋くらいですね。
O-zekiとは同い年というのもあり、10年近く前にCistemsとmirweltsで対バンしたときからずっとSNSなんかでたまに連絡を取ってて。Cistemsが解散してからはずっと会ってはなかったんですけど、なんとなく何してんのかなーと気になってて。
2011年の夏頃に水戸のTELEPHONE GiRL SiSTERSとthe mirweltsが共演するライブで久々に再会して、LUCYとはその時初めて会ったんですが、同い年でしかもパワーポップフリークということで意気投合して(笑)そのときは僕もレーベルを本格的にやろうという気はなかったんですけど、2012年の暮れくらいに僕が働いているKOGA Recordsから「CDを出したい」とO-ZEKIから相談があって、今作のラフミックス音源を送ってきてくれたんです。それを聴いたときにパワーポップ・パンクとしての真新しさを感じて、2010年代パワーポップ・パンクというものを考えたらやはりこういうハイブリッドな要素が必要なんじゃないだろうか?もしかしたら何か起こせるんじゃないか?なんて思ったりして、なんとかこれを世に出せないかなーと思ったんですよね。
とりあえずKOGA社長に聴かせたり色々してたんですが、そうやっている内に「人のふんどしで相撲を取るより、自分主体でやりたいな」と思い始めて(笑)それがレーベルを始めようと思ったきっかけですね。

LUCY:僕は水戸でやったLIVEの時に初めて話して、同い年で純粋に自分の好きな音楽を形にしようとしている姿勢が好きだったし、彼が始めるレーベルって事で自分たちのスタイルとマッチしていたと思うんです。

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Jun 20, 2013

 

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