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NUDGE'EM ALL

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音楽愛はポップへと通ず!日本語詞を含むニューアルバムで完全復活を果たした、NUDGE'EM ALLインタビュー

やっと皆のタイミングが一致した

「ナッジのアルバム、出るから」

そうKOGAの社長から聞いたときは「CLANDESTINEといい、今年はポップアルバムの当たり年だ」と大いに興奮したわけですが、その完成した音を聴いたときには「もはやNUDGE'EM ALLというバンドはポップなんていう枠すら飛び越えて普遍的な歌というものに向かいはじめている・・・・」そう確信しました。


そんな彼らに<日本を代表するパワーポップバンドという看板>を背負わせたいアカデミー・ドキドキインタビュー!!このバンドも学長の青春のバンドです。

今回はボーカルの坂木さんとドラムの真田さんにお話を伺うことができました。

さて、どんな貴重なお話が聞けるでしょうか。



POWERPOP ACADEMY
今回はインタビューの機会を作っていただき、ありがとうございます。
個人的にナッジは本当に昔からライブで良く見させていただいていて、何だか感慨深いです。

まずは完全復活、そしてニューアルバム発売をおめでとうございます。


前作「SUNN」から実に6年振りという充電期間を乗り越えての復活な訳ですが、活動再開のきっかけを教えてください。
再開自体は2009年だったと思いますが、レコーディングに至るまで時間がかかったように思います。


坂木
坂木:活動再開の時に、いろいろ話し合いをしまして、活動休止まではむやみやたらとライブをやっていた印象で、「ライブは自分たち主導のものを優先的に」
というのが再活動をするときのポイントでもありました。
なので、自然とライブの本数も減るのですが、練習の回数も減ったような印象があります。
やはりコミュニケーションの回数がへると曲のアレンジが難航したりで、なかなか進まなかったというのがレコーディングまでに時間がかかった要因の一つかと思ってます。レコーディングが始まってからは、忙しいメンバーと連絡を取り合うツールとしてskypeを導入して、頻繁にコミュニケーションを取る様にしてます。また、ファイルのやり取りでアレンジを進めるということもはじめてます。あ、今は自分たち主導の企画だけでなく、従来通りお誘いがあればどんどんライブをやりたいとは思っております。


真田
活動休止中に2度ほどライブをやる機会がありまして、2度目の渋谷GIG-ANTIC閉店イベントの後で「そろそろやっちゃう?」的なノリで再開しました。
元々ナマケモノ体質の集まりのバンドなので時間がかかりましたが、「やろう!」
いうことになると一気にものごとが運びます。やっと皆のタイミングが一致したということでしょうか。
これからはライブもレコーディングもガンガンやっていきます。


POWERPOP ACADEMY
一足先にニューアルバムを聴かせていただいたのですが、一言で言うとまさに新境地ですね。
メロディーはまさにナッジ節でありながら1曲目からラテンリズムだったりと色々なジャンルが織り交ぜてあって、
聴いていてワクワクしっぱなしでした。正直前作『SUNN』のBEATLESから北欧のバンドまでを取り込んだかのような直球のパワーポップが衝撃的だったのでその路線に変化があったのにも驚きです。

どういう流れでこのアルバムの方向性が決まって行ったのか教えてください。


坂木
アルバムにコンセプトはありません(笑)今回は2005年~2011年
までに溜めた曲をリリースしたというだけでして。。。ただ、結構長い期間の中で作った曲たちなので、とうぜん聴く音楽なんかも少しずつ変化しているので、曲調に振り幅がでるのは必然だったのではないでしょうか。


POWERPOP ACADEMY
ARE YOU GONNA BE MY GIRLはコンピレーション『OK!POWERPOP』にafterpilotと
の融合ユニット<an>として提供していた曲ですね!
この曲が収録に至った経緯やエピソードなど教えてください。


坂木
そもそもこの曲は「SUNN」のレコーディング直後くらいにプリプロをナッヂで作っているんです。
なのでこれは2005年に作った曲で、今回のアルバムの中ではMAGICもそうです。で、活動休止の時に『OK!POWERPOP』への参加オファーがあったので、ANとしてレコーディングしてみました。なので、この曲はANの為に書いたのではなく、最初からナッヂの曲としてあった曲なのです。

真田
ANでやった「ARE YOU GONNA BE MY GIRL」と休止中につくった「PILOT」は初期段階で俺がアレンジに参加していないので、一旦できた曲を再度皆で考えて、また自分なりに消化していく作業がめんどくさ・・・否、やりがいがありました。


POWERPOP ACADEMY
ニューアルバム全体を通して個人的に「オレンジ電車」など日本語の曲が特に秀逸だと思います。
自然でかつ美しいメロディですね。日本語バンドとしてのEMの活動を絡めつつ、日本語曲への思いを聞かせてください。

坂木
自分のバンドを英詞にした理由は、英詞のバンドを聴いて好きで、かつ自分も同じ事をやりたい、ライブをやりたい、できるかもしれないと思った。ただそれだけです。それと自分が日本語で歌ってかっこ良くなる気がしなかったというのも理由ですね。ただ、最近歳のせいもあるのか日本語も似合う様になってきたかなと。それと、個人的には、今までは詞はかなり苦手で、曲を作る事の方が面白いと思って制作にあたってきました。ただ最近は日本語詞を作るという行為も面白く感じております。特にドラムの真田君が才能を発揮している様に感じていて、僕はかなり期待しております。あと、当たり前なのですが、母国語は歌いやすいです(笑)

真田
EMでやった曲と今回の「コレでサヨナラ」は坂木君作詞です。「オレンジ電車」や「SEE」の他の日本語曲は俺が作詞かな。ようやく日本語でやっても変にならないような気がしてきたので、今後も日本語詩は増えるかもしれません。
坂木君んが俺を信頼して作詞を依頼してくれるので、とてもめんどくさ・・・否、やりがいがあります。


POWERPOP ACADEMY
僕はすごく奥手なんで、実は野沢さん以外のナッジの皆さんとはあまりお話した事が無いのですが、お二人にインタビューしたいと思います。


坂木さんにお聞きします。
最近ではNORTHERN BRIGHT/RON RON CLOUの新井さんや元CYMBALS、Frogの沖井さんも所属のSCOTT GOES FORでもギタリストとして活躍中ですが、かつてのレーベルメイトとして、そしてバンドメンバーとしてお二人から受けた影響など教えてください。


坂木
現在SCOTT GOES FORはアルバムを録音中なのですが、これはかなり勉強になります。特に沖井さんのアレンジ方法なんかは凄く勉強になります。ライブでは新井さんの安定感というか、ボーカルのあるべき姿と言うか、そんなところが勉強になりますただ、あのバンドは違う土壌で経験を積んだ人たちが集まってるので、楽しい事もあるけど、意見が相違して進め方が難しい部分もたくさんあります。なので、誰にという訳ではなくSCOTT GOES FORというバンド自体に勉強させてもらってる部分が大きいです。


POWERPOP ACADEMY
サルーンさんにお聞きします。
僕が最初にサルーンさんとお話したのは、ツリベリの打ち上げでデパ地下のスイーツの話だったんです。
覚えてらっしゃらないと思いますが…笑。サルーンさんは色々とサポートもされていますが、ナッジ以外の最近の活動など聞かせてください。


真田
最近はスイーツ業界も再編の様相を呈しておりまして、そもそも日本の洋菓子の歴史というのは・・・という話はいいんですが、最近「バーバンク・サン」というバンドをはじめました。メンバーはFREAKYFROGのUMU、沖井さんのFROGでも歌っている青野りえ、元POLY ABCで現在いろいろやってる岩崎なおみ、というしょうもない人間の集まりですが、なにとぞよろしくお願いします。あとはROCKET Kの尾苗愛ちゃん率いる「POLTA」のサポートをやっております。


POWERPOP ACADEMY
個人的にかなりナッジのライブは見てきているんですが、
その昔、ライブ直前の音出しでsloanの she says what she meansのイントロを演奏されてて一気に親近感が湧いた記憶があります。
日本を代表するパワーポップバンドとして、KOGAの看板バンドとして、ポップへの思いや好きなバンドについてを聞かせてください。


坂木
まずパワーポップだとかポップだとか、そういったジャンルってのは僕の中ではただの目印なので、思いなんて物はございません。ただ、最近思うのが、ずっと音楽を好きでいられるかどうかが不安で、ずっと音楽を好きでいたいなと思うと同時に、嫌いになっちゃう事があるかもしれないじゃないですか。なので、音楽とは今後も自由で良い関係を気づいて行けたら長く続けて行けるんじゃないかなと思ってます。


真田
パワーポップバンドという自負はあまりありませんが、こうして認めてい
ただけるのは非常にありがたいです。POWERPOP ACADEMYで勉強します。


POWERPOP ACADEMY
(笑)。先日、伝説のバンド、ゾンビーズの前座を務められた訳ですが、その時のお気持ちや感想など聞かせてください。


坂木
感無量です。学生の頃の自分に教えてあげたいです。


真田
本物でした。本当にうれしかったです。長くバンドを続けるということに
関しても良い刺激になりました。


POWERPOP ACADEMY
9/8にはPOWERPOP ACADEMYへのイベントへの出演、そこでThe Wellingtonsとの共演も果たします。洋パワーポップファンへの思いっきりオタク心をくすぐる<自己アピール>をお願いいたします。


坂木
オタク心(笑)パワーポップファンは「SEE」を購入したら「SUNN」も併せて購入していただき、CDラックに並べましょう。リリース順がわかり易さ抜群です。それと、次のアルバムのタイトルをお楽しみに。


真田
The Wellingtonsとの共演楽しみです。我々は不束者のオジサン達ですが
お手柔らかにお願いします。


POWERPOP ACADEMY
最後になりますが完全復活、そしてニューアルバムリリースというタイミングでの、今後の目標を聞かせてください。


坂木
ライブを楽しくやりたいです。楽しい時間をお客さんとみんなで共有したいです。


真田
「SEE」の次回作はできるだけ早く出したいですね!


POWERPOP ACADEMY
今日は貴重なお時間ありがとうございました。今後の活躍をワクワクしながら応
援しています。


現在POWERPOP ACADEMYではアルバム『SEE』を予約すると、この全国ツアー<NUDGE'EM ALL "SEE" Release Tour>に参加できる招待券がプレゼントされるキャンペーンを実施中。


NUDGE'EM ALL "SEE" Release Tour

10/21(fri)大阪 北堀江club vijon
10/22(sat)名古屋 今池HUCK FINN
10/23(sun)広島 福山Cable
10/28(fri)東京 下北沢SHELTER
11/3(thu)埼玉 熊谷BLUE FOREST
11/13(sun)東京 高円寺HIGH
11/19(sat)北海道 旭川casino drive
11/20(sun)北海道 札幌HALL SPIRITUAL ROUNGE
12/3(sat)宮城 仙台FLYING STUDIO
※追加公演予定あり。詳しくはオフィシャルサイトなどで確認を。



<トラックリスト>
1. MAGIC
2. オレンジ電車
3. PILOT
4. MY LITTLE LOVER
5. TRY IT AGAIN
6. MY LIFE
7. THE OLD DAYS
8. EASY COME EASY GO
9. ARE YOU GONNA BE MY GIRL
10. トンネル
11. SIR DUKE
12. コレでサヨナラ

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Sep 4, 2011

 

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