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The Rubinoos

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The Rubinoos、来日直前ロング・インタビュー

2回の日本旅行で僕らは日本のことが大好きになった

こんにちわ。皆様お元気ですか?
Powerpop Academy 腰抜け学長のオサムです。

今回は何と、あのパワーポップのレジェンド<The Rubinoos>にドキドキインタビューです。僕が生まれた頃にはもうデビューしていたような伝説のバンドにインタビューだなんて、大先輩の皆様ごめんなさい。お話をもらった瞬間にもう舞い上がって何も思い浮かばなくなりました。だって、あのRubinoosですよ!?

さあ、伝説のバンドの生の声をどうぞ…



POWERPOP ACADEMY
まさに<伝説>のバンドにインタビューの機会を頂き、大変嬉しく思います。
まず、結成40年という節目にリリースとなった新作「Automatic Toaster」について聞かせてください。タイトルの意味や作成時のエピソードなど。


Tommy Dunbar(以下 Tommy)
僕らはスペインとイタリアへのツアーに先駆けて「Automatic Toaster」を去年レコーディングしたんだ。”ツアー”というものは僕らにとって高いモチヴェーションの源であり、常に僕らを突き動かすのさ。アルバムは大好きなプロデューサーでもあるRobbie Rist。彼との仕事は本当に素晴らしい。残念ながらタイトルは全く意味のないものだよ(笑)。ばかばかしい類のものさ。

Jon Rubin(以下 Jon)
実はアルバムを「Rhythmless Monkeys」と名づけたかったけど、もうその名は使われていたみたいなんだ。


POWERPOP ACADEMY
結成40年という事ですが、デビュー時と今とでバンドを取り巻く環境の変化について聞かせてください。


Tommy
まあ、たくさんの曲をやってきたもんだよ。僕らがレコーディングを始めた頃は16トラックテープでも随分ハイテクだと思ったもんさ。思うに1つの大きな転換期はコンピューターの導入が始まった頃だろうな。僕らが家でレコーディングしてIPODに入れて持ち運んでるなんて誰が考えただろう、僕らだって想像だにしなかったさ

Jon Rubin
両親はもう死んでしまった、そしてTommyが車を運転できるようになった!


POWERPOP ACADEMY
デビュー当時、エルビスコステロのツアーのオープニングアクトとして抜擢された事があるとか。その時の思い出などあれば聞かせてください。


Tommy
僕らはエルビスの大ファンだったから本当に感動したよ!!僕らはアメリカの56の州を彼と回ったから、毎晩彼のショーが見れたってわけだ!それが僕らの初めてのスーツケース生活だったのさ。毎晩違う場所でって変な感じだったけど、演奏はとても面白かったよ。僕らは帰ってきたときにはバンドとしてより強固なものになっていた。

Jon Rubin
一番好きな思い出はElvisのキーボードSteve NaïveがMayflowerホテルのロビーにある水槽から魚をつかまえようとしたことだよ。Elvis and The Attractionsと一緒にプレイできたのは本当にラッキーで幸せだった。しかも彼らの一番いいときだったと思うし(これは僕の意見だけどね。


POWERPOP ACADEMY
恥ずかしながら私が初めて聴いたアルバムのはPalephonicなんです。聴いた時は何も情報がなかったので何て素晴らしい新人バンドが出て来たんだと思いました(笑)。このアルバムを機に活動が活発になったのでは無いかと思うのですが、どういう経緯でリリースする事になったんですか?


Tommy
サンフランシスコでのライブの後は数年間ショーはやらなかった。リリースはせずに未発表曲をカセットに(Basement Tapes)録音していたんだ。One Way Recordsってレーベルがその曲をリリースしないかって言ってきたよ、そのオファーがきっかけでケツを叩かれもっと曲をプレイしたり書かなきゃって思うようになったってわけ。Kevin Gilbertという素晴しいプロデューサーが「うちのスタジオで新しいアルバムを作ればいい」と言ってくれたときは「チャンスだ!」と飛び上がったよ。僕らはKevinの前で30曲の未収録の歌を演奏し、彼の好みのものを選んだ。それが「Paleophonic」さ。悲しいことに、Kevinはこのレコードが完成する前に亡くなってしまった。

Jon Rubin
Kevinはいろいろなものを残してくれた。僕らはすごく彼にインスパイアされたし、彼はまた多くのアイデアを出し、キーボードのパートを担ってくれた。みんなにはそんな彼、Kevin Gilbertのソロワークスは絶対チェックしてほしいんだ。


POWERPOP ACADEMY
Palephonicを機に、ここ日本ではLPの再発なんて事件もあったのですが、アナログレコードを再発リリースした時の気持ちはどんな感じだったのか教えてください。


Tommy
本当に幸せだったよ。日本にも行く予定だったんだけど、それはかなわなかった。
僕はAirmail Recordings(日本での僕らのレーベル)のHiroshiにロスのKyle Vincentで会った。Paleophonicのミックスしたテープを渡すと、彼は数ヶ月後にこのレコードをリリースしたいと言ってきた。ワクワクしたね。それから彼は僕らに日本に来てライブしないかと言ってきたから、更に興奮したよ!

2回の日本旅行で僕らは日本のことが大好きになった。だからまたそこに戻ることができると思うととても興奮するよ。しかも、それがオリジナルドラマーのDonn Spindtと一緒だって言うんだから尚更特別だよ

Jon Rubin
Air Mailが「Paleophonic」を日本でリリースしてくれたことが僕らがThe Rubinoosとしていまだにツアーやリリースを続けているモチヴェーションになっている。ずっと僕らをサポートしてくれているし、最高だよ。


POWERPOP ACADEMY
前2回の来日は僕にとって本当に衝撃でした。まさかあんなクオリティの演奏が聴けるなんて本当に幸せでした。前2回の来日はでは日本を代表するパワーポップバンドと対バンされたと思いますが、日本のパワーポップバンドについて聞かせてください。


Tommy
僕が見た日本のバンドはとても良かったよ。RockbottomやFirestarter、The Mayflowers、The Oranges、それにThe Playmates。あと僕らにCDをくれたApplesやPears、Thee Batといったバンドたちも同様にね。ああ、そしていわずもがな間違いなくSupersnazzは最高さ。実は僕ら60年代の日本のGSバンドの大ファンなんだ。The Tempters、The Golden Cups, The Spiders,みたいな。それに寺内たけしや加山雄三は本当によく聴いている。あとは、坂本九さんのファンだよ。1977年、彼とカリフォルニアのBerserkley Recordsのオフィスで会ったことはすごく光栄だった。彼のLPを僕が持っていることにとても驚いていたなぁ。
今でもそのときにもらったサインを持っているよ。

Jon Rubin
一緒にプレイした連中はみんな大好きだよ。親切だし、ナイスだ。
そういえばThe Orangesの衣装が大好きなんだよね~。


POWERPOP ACADEMY
4年ぶり3度目の来日となるわけですが、前回・前々回での思い出や日本に対する印象を聞かせてください。


Tommy
2度のツアーは人生でもっとも幸せな体験だった。たくさんの素晴しい人に出会い、演奏を楽しんだ。オーディエンスはみんなファンタスティックだった。僕らの曲「Go Go Tokyo」は僕らがどんなに東京そして日本を愛しているかについての歌。Air Mail が僕らを日本に呼んでくれたことに凄く感謝している。以来日本語を話せるように勉強しているんだ。難しいけどね。多くの人が英語を話すことに驚いていよ、僕が日本語がからっきしなように英語を覚えるのは絶対に難しいはずなのになぁ。

Jon Rubin
日本の食べ物が楽しみだ。99円ストアも大のお気に入り。
日本に行くのがツアーの一番の楽しみだよ、お世辞抜きで。


POWERPOP ACADEMY
最後に、私を含めThe Rubinoosを心待ちにしている日本のファンにメッセージをお願いします。


Tommy
みんなに会うのが待ちきれないよ。僕らと同じくDonnも本当に興奮しているみたいなんだ。だって彼は日本に行くのが初めてなんだからね。

Jon Rubin
日本のファンは最高でICHIBANだよ。みんながまだ僕らのことを見に来てくれることに感謝している。ライブで会えることを楽しみにしているよ!


The Rubinoos Japan Tour 2011詳細は招聘元であるAir Mail Recordingsのオフィシャルサイトをご覧ください。


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Feb 3, 2011

 

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