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Pink-HOUSE、アメリカツアーをリーダーoxmxfが語る

独占インタビュー

USAツアーを成功させたつくば出身の4ピースバンド、Pink-HOUSEのリーダー、oxmxfが語る。



POWERPOP ACADEMY
まずはじめに、今回のツアーの概要を教えてください。

oxmxf
アメリカシアトルの中の一番古いライブハウス「The Central Saloon」という、
NIRVANAやSOUNDGARDENやALICE IN CHAINSなどが過去に出演したことのある所と、
千葉の稲毛K'S DREAMのアメリカ店である「Chop Suey」の二本ですね。
本来はもっと本数あったのですが、帰国などのスケジュールの関係上減ってしまいましたが苦笑

POWERPOP ACADEMY
どんなきっかけがあって、今回のツアーが決まったのですか?



oxmxf
きっかけは、上記でもあげたPink-HOUSEにとって第二のホームでもある千葉の稲毛K'S DREAMのオーナーが数年前よりアメリカに店をオープンする話があり、
Pink-HOUSEは是非アメリカでやった方がいいと勧められて。
そしてどうせいくなら数本他のライブハウスもやりましょうという、とんとん拍子に話は進みましたね。
シアトルのスタッフもすいぶん骨を折って下さいました。
そもそも昔から周囲によく「Pink-HOUSEは日本より海外のがいいんじゃない?」なんてことは良く言われてました。
しかしながら、自分達は元々そういった意識はありませんでした。好きなことをやってるだけで。
自分達のやりたいことを信じて楽しく面白くやってたら、こういった機会が生まれたという感じですね。
もっともK'S DREAMのオーナーには感謝してます。ずっと長年観てもらってお世話になってきましたからね。

POWERPOP ACADEMY
現地のお客さんの反応はどうでしたか?また、日本とはどういうところが違うと思いましたか?

oxmxf
帰国してからそれは一番聞かれますね笑
まずライブハウスのシステムが全然違いますね。いい意味で形式ばってないというか。
音楽がとにかく好きな連中が酒と共に楽しむ場所。社交場。遊び場。
なので「The Central Saloon」なんて会場入りした時には既に呑んでるお客さんがたくさんいましたね。
リハーサルもないので、ちゃちゃっとセッティングして、はい本番、みたいな。
キャパシティがとても広いハコだったので、ドリンクカウンターで座って呑んでるお客さんまでステージから遠かったですね~苦笑
でもちゃんと楽しんでくれたみたいで、呼びかければ手をあげてくれるし、本番後も酒をご馳走してくれたり、CDも買ってくれたり。
自分達としては日本とまったく同じライブをしたつもりです。MCが英語なだけで、それ以外はまるで一緒。
多少のステージからの煽り、呼びかけというものも必要かも知れませんが、
大切なのは楽しませたいという、サービス精神とパフォーマンスじゃないかな、と。
「Chop Suey」はイベントって感じだったので、賑わってましたね。僕らを楽しみに待っててくれた感が凄くありました。
反応も良かったし、簡単な「Raise your hand!!」の一言で一体化が生まれてました笑
日本との違いを一番感じたのは、日本みたいに腕を組んでダルそうにじーっと観てる人はいませんね苦笑
体を揺らしてるか、ピースで腕をあげてるか、口笛吹いてるか、あとはただ呑みながら友達と話しながら聞いてるか笑
まあ一概には言えませんが、きっと聞きたくない、楽しめないというお客さんはそもそもライブハウスに来ないんじゃないんでしょうかね?


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向こうのバンドに圧倒されたりとかは?

oxmxf
はっきり言ってたまたまでしょうが、圧倒は正直されませんでしたね。
というのは、日本でも本物のかっこいいバンドもたくさんいるし、そうでないバンドもたくさんいる。
海外でもそれは一緒じゃないでしょうか。アメリカは日本より物凄く広い国な分、その規模も大きいのではないでしょうか。
逆にアメリカに行って、いいものはいい、そうでないものはそうでない。それがはっきりした感じはありますね。
でも元々持ってる音楽との付き合い方、関わり方、文化などは到底日本とは違いますよね。
とにかく思いっきり楽しむという、そして楽しませてくれというお客さんからの熱は大きかったです。
そして凄く感じたのは、やはり日本は平和で、ライブハウスの環境にも恵まれているんだな、って思いました。
機材の設備もしっかりしてるし、リハーサルも大概設けられてるし、とにかくアンプとドラムが常備されている苦笑
向こうのライブハウスはPA機材以外何もありませんでしたね。その日の対バンの機材を一式借りたり、
もしくはバンドやるなら機材一式持ってないとNGな感じなんでしょうかね苦笑
僕達も楽器だけを持参したので、地元のバンドさんにアンプ、ドラム類を一式お借りしてなんとかやれましたね。
きっと耳も肥えてるミュージシャンが多いんじゃいないかなと思います。リハーサルがないので、感覚で本番もやると思うので。
誰もがそういって下積みを経て、ある意味一線で有名なバンドになれば、そういったしっかりした環境(専属オペレーターや音響機材も持ち込み)も得られるじゃないでしょうかね。


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今回のツアーでつかんできた手ごたえはどういうものでしょうか?

oxmxf
重複しますが、僕自身確かに洋楽を、そして勿論邦楽を聞いて育ち、影響を受けこのバンドでは洋楽をプレイすることを選んでいますが、
このバンドは日本という国でそもそも海外を意識してサウンド作りやライブ活動を目指してたわけではないので、
この偶然だか必然だか本人らも理解してない有難い機会を経て、得たものは物凄く大きいです。
僕以外のメンバーなんて今回初海外ですからね。初めての海外でいきなりライブツアーですから苦笑
自分達の日常との空気の違い、人とのコミュニケーション、システム、音楽というものの素晴らしさの再認識。そういったものは大きかったですね。
そして同時に思ったのは、これまで僕達は好きなことを精一杯楽しくやって来て、それをありのままプレイしてきてアメリカでも伝わった感はありました。
ので、これからも変わらずやっていくつもりです。海外に行ったから明らかに何かが変わるというものはありません。
確かに今までもこれからも日本という国で音楽活動をしていく上では、日本のインディマーケットにはそぐわないバンドでしょうけれど苦笑
これは卑屈になってるわけでも、まるでなくて。このPink-HOUSEというバンドももう長くアマチュアとして活動してますが、
何歳の人間がどんな音楽やってる、なんてどうでもいいわけです。好きな音楽を長く気持ちを込めてプレイすればきっと伝わりますからね。
ひとつ面白いなって思ったのは、アメリカでは誰からも年齢を一切聞かれませんでしたからね。
そして一番の収穫はとにかく友達がめちゃくちゃ出来ましたね。偶然出会った人、共演したバンド、ひょんなとこから広がった輪。
すべてが出会い。これは日本でも当然なことですが、人の出会いに恵まれました。
帰国して数週間経った今も、シアトルの友達と連絡は取り合ってますね。言われるのは「次はいつ来るんだ?」と笑
当たり前のことですが、やっぱり音楽って素晴らしい。ノーボーダー。完全に音楽は国境を余裕で越えます。
それを思ってるだけと、実際に感じてくるっていうものの違いは実感しましたね。
音楽愛が一番大切だな、って思います。その機会を与えてくれたK'S DREAMのオーナーには心から感謝しています。

POWERPOP ACADEMY
お酒での失敗談や、楽しかったことなど

oxmxf
酒はとにかく物凄く呑みましたね、連日に渡り笑
オフの日にとあるバーで呑んでいたらたまたま居合わせたアメリカ人と盛り上がり、それはもうカオティックになり、大騒ぎ。
最初は音楽話で盛り上がってたのですが、途中からショットの応酬で、店の中でも店の外でも帰りのタクシーでもそしてホテルの前でも乱痴気騒ぎ。
最終的にはホテルのフロントマンに怒られました苦笑
そしてなんとバーで呑んだお会計はそのアメリカ人がすべて奢ってくれました!
更にこれはお酒ではないんですが、「Chop Suey」でのライブの際に店の向かいのピザ屋で飯を食おうと注文したら、
品物は渡されるんだけど、お会計の様子がない。おかしい?と思ってレジにいた人に訊ねてみると、
「きみたち日本から来たPink-HOUSEだろ?サービスだ、どうぞ食ってくれ!(勿論英語でこんなニュアンス)」
なんてことがありました。きっとたまたま知ってたからでしょうけど、凄く嬉しかったですね。
彼はちなみにその後ライブも観に来てくれました。そして彼もシアトルで活動するミュージシャンだったわけです。
そんな素敵なハートウォーミングなワンシーンもありましたね笑
ちなみにその前者と後者のアメリカ人、今も連絡とってます!再会を誓い合いました。

POWERPOP ACADEMY
今後の展望をお聞かせください

oxmxf
そうですね。ざっと言えば今まで同様自分達のやり方で活動を続けていくと思います。
そしてまた来年アメリカツアー行きます。今回のツアーで繋がったものが予想以上に大きすぎて、
シアトル以外でも何か所か次回は行けそうです。そしてシアトルで出会ったバンドもいつか日本にきっと来ると思いますね。
その時にはジャパンツアーもサポートしていきたいと思ってます。
そして来年には実はこのバンド結成15周年を迎えます苦笑
フルアルバムを製作し、来年4月には発売しようと考えてます。今曲作りの真っただ中です。
勿論ライブもあります。8月には関西ツアー。その後も地元つくばを始めスケジュールは決まってます。
11/21(sun)には稲毛K'S DREAMでのワンマンショウが決定しています。
12月には自主企画「EVER POP SHOW」の52回目を久々に開催予定です。
一番近くだと、7/10から最新のデモ「from the seattle」というタイトルの音源が会場限定で発売スタートしました。
このデモには新曲とシアトルでのライブ音源が一曲入ってます。ライブ音源なので音の質もそれほど良くありませんが苦笑
ある意味、これからも何も変わらない、そして活動と共に変わり続けるPink-HOUSEを観ていただけたら幸いです。
とにかくライブハウスでこれからも会いましょう!

oxmxf / Pink-HOUSE on vocal&guitar


<Magic トラックリスト>
1. apple
2. daydream
3. tune up your brain
4. next door
5. on my journey
6. seven o'clock
7. this time

magic』 buy at POWERPOP ACADEMY



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Jul 22, 2010

 

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