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Jonathan Rundman “Look Up”

2014 SALT LADY records 1500 yen

ミネアポリスを拠点に活動するシンガー/ソングライター、Jonathan Rundman。ノルディック・フォーク・デュオ「Kaivama」でも活動している彼のソロ名義としては約10年ぶりとなる今作は、The Cars、The dB’s、Eurythmics、Marshall Crenshaw、Timbuk 3のような80’sテイストあふれる、ちょっと懐かしいパワーポップ!彼自身の青春時代が色濃く反映されたアルバムだ。

FOW+ニューウェイブなサウンドと「人生は神聖であっという間だから自分の気持ちを優先して生きよう!」という決意みなぎる歌詞が印象的な”Prioritize Us”、パワポ好きド直球な”Northbound Traffic”や”Helicopters of Love”の疾走感にギュッとハートを鷲掴みされることは間違いない。が、注目ポイントはこれだけじゃない!Kaivamaでも演奏している”Home Unknown”のセルフ・カヴァー(バンジョーやマンドラ、ハルモニウムなど全ての楽器を自身でプレイ)、”Second Shelf Down”、”No More Old Times”などで聴けるトラッドとパワーポップの見事なまでの絶妙ブレンド!これぞ彼ならでは。実に味わい深い。
バックを支えるミュージシャンも多彩かつ通好み。Jasper Nephew(Owl City)、Parthenon Huxley(Eels, ELO)、Brent Bourgeois(Todd Rundgren, Bourgeois Tagg)、Pat Tomek(The Rainmakers)らが参加しており、演奏面でも聴きどころ満載!キャリアに裏打ちされたベテランのバラエティに富んだ好盤だ。

「自分が親になって初めてのアルバム。命を見守る親としての経験は私にたくさんの感情をもたらしてくれた」(Rundman)。
音楽を愛し家族を愛する四十路男のピュアな情熱は、もしかしたら華やかなショービズ界とは無縁かもしれない。だけど、世界中ほとんどのミュージシャンの生き様ってそうなんじゃないかな?家族、日々の生活、男として親としての責任を全うしながら自身の音楽にも一切の妥協なく向き合う真摯な姿勢、活動のフィールドは自分で切り開くという強い意志、リスペクトです。いつだってLook Up!勇気いただきました!

<森ヒロユキ@PowerPopRevival/BOTB>


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01. Prioritize Us
02. Northbound Traffic
03. The Science of Rockets
04. The Ballad of Nikolaus Rungius
05. Second Shelf Down
06. Helicopters of Love
07. Painter
08. Flying On a Plane
09. Home Unknown
10. No More Old Times

Jonathan Rundman - Prioritize Us