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Oscar Tango “Oscar Tango - Volume 2”

パワーポップ大国オーストラリア。もう何度このフレーズを繰り返しているだろう。最近のところではWellingtons、Solicitors、Sports Fan・・・。彼の地では日々グッドメロディが生みだされ続け、そのアメリカやヨーロッパとはまた違ったカラっとしたポップさは多くのパワーポップファンを魅了してやまない。
そして今日、また見つけてしまった・・・。ディス・イズ・パワーポップ、ディス・イズ・オーストラリアなバンドを。

Oscar Tangoは自らのサウンドを「Big city Power-pop」と標榜するトロント出身の4人組。インディペンデントで2011年にファーストEP『Oscar Tango Volume1』をリリース。その続編として今年2013年にリリースされたのが『Oscar Tango Volume2』だ。2曲入りシングルながら、この2曲がまた両方ともに破壊力抜群のキャッチーさを持っている。オールドスクールなフレーズ選びは新しさこそないものの、シンプルで王道だからこそリスナーの心をがっちり掴むセンスは抜群。特にM-1「Emily」のフックの効いたサビは、単純明快ど真ん中ストレート。しかもパワーポップのゴールデンセオリーである”女性の名前”をタイトルに冠した<ガールズ・ネーム・ソング>である。このパワーポップ偏差値の高さ、超合格点である。残念ながらファースト・フルアルバムはまだアナウンスされていないが、注目に値する作品になることは想像に難くない。




<トラックリスト>
01. Emily
02. High Gravity Day