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Humboldts “Blockhead EP”

2013 (SELF)

きたきたきたきた!Ozma、Late Cambrianに続く90's泣き虫爆音パワーポップ!ファジーなギターサウンドといい、大振りな8ビートといい、ヘロヘロなのに超突き刺さるシンセといい、30代ミュージックナードたちの胸をゴリゴリと抉る要素満載だ。

Humboldtsはニュージャージーで活動する、5人組インディ・パワーポップバンド。トリプルギター・トリプルヴォーカル。しかも男女混声で、紅一点のNatalie Newboldがヴォーカル&ギターのかたわら、シンセもプレイするようだ。

2013年の4月にリリースされた本作は、彼らにとって1stEPとなる。M-1「Get Outta Tow」からいきなりWeezerリスペクトなサウンド全開。そのあとも、紅一点ヴォーカルが胸に突き刺さる、切なくエモーショナルなスローナンバー「Wouldn't Mean Much」、ファジーなギターサウンドでかき鳴らす6/8拍子ナンバー「Don't Remember」、60'sモッズ的ビートがキャッチーな「Best Friends」など全6曲収録。
荒削りと言ってしまえばそれまでだが、荒削りさがあるからこそ引き立つ楽曲だし、むしろ一周して実はそれを狙ってやっている、とんでもなくクレバーなバンドなのかもしれない。次回作では一体どんな変化を見せてくれるのか、リリースが待ち遠しい。


<トラックリスト>
1. Get Outta Town
2. No Nonsense
3. Wouldn't Mean Much
4. Don't Remember
5. Best Friends
6. Get Real