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The Flashing Lights "Where The Change Is"

1999(SpinART)

先日、Super FriendzのアルバムがLPで再発されるというニュースが飛び込んできた。Super Friendzと言えばSloanのChrisが参加していたバンドで、そのガレージ色の強いエッジの効いた音は大好きだったので嬉しい事である。フロントマンMatt MurphyはSloanのChris Murphyと兄弟だとずっと思っていたのだが、どうも違うらしい。あんなに音や声の感じが似てたらそりゃあ勘違いするよなぁ…。

そのMattがSuper Friendz以外でもうひとつ作ったバンドが本作、Flashing Lightsである。音の感じはこちらの方が好きだ。最初Mattの息抜きカバーバンドだったようだが、Super Friendzが解散し本腰を入れて活動。Sloan譲りのドタバタドラムとガレージバンドのようなベース音に、ちょっと天邪鬼なメロディが不思議に合う。基本路線はSuper Friendzと似ているのだが、Flashing Lightsの方が全般的に明るくてよりポップなのだ。3曲目「HighSchool」なんかどこまでも登っていけそうなエモーショナルなメロディと構成で、素晴らしい。マージービートの疾走感とSloan周辺の独特のメロディラインが非常にマッチしていて聴きごたえがある。Easybeatsを現代版でやっているような不思議な感覚にとらわれるバンドなのだ。先のSuper Friendzは再結成したのでこちらの活動は終わってしまった模様。それにしてもライブを見たかったなぁ。


Where the Change Is
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